シルエット・ディザイア 純真な願い―華麗なる紳士たち 闇の子守り歌〈４〉

ジェラード，シンディ【作】〈Ｇｅｒａｒｄ，Ｃｉｎｄｙ〉/柳 まゆこ【訳】

ハーパーコリンズ・ジャパン（2006/03発売）

• サイズ 新書判／ページ数 164p／高さ 17cm
• 商品コード 9784596511232
• NDC分類 933
• Cコード C0297

内容説明

過保護な兄が原因で、キャリーは男性とつき合ったことがない。最近は兄から目付け役を頼まれたライアンに監視されている。幼くして親を亡くした彼女はライアンの家に引き取られて育った。年上の彼にずっと憧れていたが、年ごろになっても相手にされることはついぞなかった。今、キャリーは“テキサス最後のバージン”を脱するため、新しく町へ来た男性に声をかけることにした。だがライアンに引き留められ、強引に家に帰されてしまう。私の想いに応えてくれないくせに、新たな恋もさせてくれないの？キャリーは怒りを覚えるとともに、絶望の淵に落とされた。

著者等紹介

ジェラード，シンディ［ジェラード，シンディ］［Ｇｅｒａｒｄ，Ｃｉｎｄｙ］
９１年のデビュー後、ウォールデンブックスのベストセラーリスト第一位の座に輝き、その他ＵＳＡトゥデイを含む数々のベストセラーリストにも繰り返し登場している。昨年には「去りゆくプレイボーイ」で栄誉あるＲＩＴＡ賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[糸車]

ヒロインと兄はヒーローの家に引き取られ家族同様に育った。ひたむきな初恋と鈍いヒーローってつぼなので楽しかったんですが、シリーズ物の途中なので関わってくる事件が解決しないのがストレス。もっとふたりのロマンスにページ数を割いて欲しかったわ。ヒーローに女性として愛されることを泣く泣く諦めて賑やかな家庭を築く相手を求めるヒロインが可哀想。おっかない過保護な兄とヒーローを乗り越えてくれる男性はこの町にはいないのです。実はヒロインにぞっこんで延々と葛藤するヒーローの不器用な求愛もよかったんだけどね。ちと物足りない。

2015/01/30