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内容説明
リンは兄ジェイクの結婚式の翌朝、見知らぬ部屋のベッドで目覚めた。そして横にいる男に気づいて、悲鳴をあげた。ラス・ローガン!ジェイクが雇った男だ。普段は顔を合わせれば喧嘩ばかりしている相手なのに、披露宴で酔った勢いで、ベッドをともにしてしまったなんて!それでも、ゆうべの彼はとても優しかった。おぼろげな記憶の糸をたどり、リンは頬を赤らめた。勇気を出してラスのほうを見ると、彼も途方に暮れた顔をしている。このことは二人だけの秘密にして、今のうちにこっそり家に帰ろう。リンがそう思った瞬間、部屋の扉をノックする音がした。飛び込んできたのはリンの兄ジェイクだった。彼は、目にした光景に呆然とし、やがて怒り狂った。とうとうリンは、結婚するつもりだと嘘をつくはめになり…。
著者等紹介
ロジャーズ,シャーリー[ロジャーズ,シャーリー][Rogers,Shirley]
バージニア州のタイドウォーター地区で生まれ育ち、今もそこで幸せな結婚生活を送っている。五人きょうだいの中で育った経験が、執筆活動に大いに役立っていると話す
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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糸車
1
そんなに酔った覚えもないのに、朝起きたらベッドに異性がいる。しかも全裸で。時間が経つにつれおぼろげながら甦る記憶。勘違いじゃなくて、どうも既成事実。一番驚いたのは誰だろう、ヒーロー、ヒロイン、うっかり現場に踏み込んでしまったヒロイン兄?思わず場面を思い浮かべ、気まずさを共有してしまった。家族総出で結婚を祝われ、どつぼにはまるふたり。でも結局、周りから見たらやっぱりそうだったの!お似合いね、という話だったのね?渋るヒロインを指輪選びに連れ出したり、教会で結婚式をあげるヒーローの策士ぶりがいい。2013/07/29