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出版社内容情報
つかのま“伯爵夫人”でいることを、
どうか、ゆるしてください。
アラベラは今、ウェストレイ伯爵夫人になりすましていた。
新婚早々、夫が亡くなり、その不審な死の真相を突き止めるには、
正体を隠して関係者に近づく必要がどうしてもあったのだ。
最近、爵位を継いだ新伯爵は海外にいるというから問題ないはずよ。
6年ぶりに祖国イギリスの地を踏んだ新伯爵ランドルフは、
領地を訪れたとき、使用人の言葉に耳を疑った。「奥様がお留守で……」
奥様だと? 未婚のぼくに、妻などいるはずがないが?
いぶかしんだ彼は、“伯爵夫人”が出かけたという館を訪れ、
華やかなドレスに身を包んだ見知らぬ美女アラベラを見つけ――
「ご主人があなたを捜しに来たわよ」そう言われ、振り返ったアラベラが目にしたのは、獲物を捕らえたかのような喜びの笑みを浮かべたウェストレイ伯爵でした。あまりに予想外の展開に、彼女は気を失ってその場に倒れ込み……。『子爵を愛した壁の花』の関連作。
内容説明
アラベラは今、ウェストレイ伯爵夫人になりすましていた。新婚早々、夫が亡くなり、その不審な死の真相を突き止めるには、正体を隠して関係者に近づく必要がどうしてもあったのだ。最近、爵位を継いだ新伯爵は海外にいるというから問題ないはずよ。6年ぶりに祖国イギリスの地を踏んだ新伯爵ランドルフは、領地を訪れたとき、使用人の言葉に耳を疑った。「奥様がお留守で…」奥様だと?未婚のぼくに、妻などいるはずがないが?いぶかしんだ彼は、“伯爵夫人”が出かけたという館を訪れ、華やかなドレスに身を包んだ見知らぬ美女アラベラを見つけ―
著者等紹介
マロリー,サラ[マロリー,サラ] [Mallory,Sarah]
イギリス西部の港湾都市ブリストルで生まれ育つ。少女の頃からジェイン・オースティンやジョージェット・ヘイヤーの歴史小説に傾倒し、16歳で働きに出てからも空き時間には英国摂政期を舞台にしたリージェンシー・ロマンスや歴史の研究に没頭していた。第一子出産後に執筆活動を始め、巧みなプロットや繊細な心理描写が高い評価を得る。いま一番ほしいものは、頭の中にある数多の物語を描き出すための時間だという(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。