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内容説明
「妻が必要なんだ。君ならうまくやれるだろう」アンジェラは聞き間違いかと思いながらボスを見つめた。ハンクが結婚ですって?私と?どうやら大事な顧客がハンクを既婚者だと思いこみ、夫婦そろって自分の農場で過ごすよう、招待したらしい。地味なアンジェラは妻役に適任だと彼は言うのだ。破格のボーナスにつられて妻のふりをすると承諾したけれど、農場に着いたアンジェラは唖然とした。これから一週間、彼と同じ部屋で生活しなくてはいけないうえに、夫婦の絆を強めるためのセミナーに出席する予定だという。アンジェラは不安でたまらなくなった。ひそかに抱いている、ボスへの憧れを隠しておけるのだろうか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
21
コミックを読んで小説も既読だったことを思い出しました。ヒーローは仕事をバリバリこなし女性とのつきあいは長く続かず結婚など考えたことがない、というハーレクインによくあるタイプ。ヒロインは秘書。仕事絡みで夫婦としてセミナーを受ける見返りにボーナスをもらう約束をする。母子家庭で苦労をしている母と弟の為に。それぞれに相手のことを知るほどに惹かれ合う二人。でもヒーローを愛してしまったヒロインはセミナー後退職します。ここまでは大体想像していましたが、恋に落ちたヒーローが小っ恥ずかしい愛の告白をしてくれるのが二重丸♡2022/01/01
りりか
1
ビジネスの為にボスの偽装妻の役を引き受ける羽目になった秘書。偽りの夫婦を演じているうちに2人の距離は縮まって…というパターンのお話ですが、途中まではそうでもなかったのに、愛を自覚した途端あの手この手でなんとかヒロインを振り向かせようとするヒーローが実に可愛かったです。2012/08/16