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内容説明
クリスはパントマイム劇団の一員としてヴェネチアを訪れた。アメリカにいる母に知らせたら、きっと行くなと言ったに違いない。クリスは四歳まで過ごしたこの街を、二十一年前、なぜ両親が後にしたのか知りたかった。すでに父はなく、母も再婚して口を閉ざす今、手がかりは何もない。そんなクリスを、新聞で劇団のことを知った二人の男性が訪ねてくる。昔の父をよく知るアルフレッドと、メディチ家の当主マーカスだった。父はかつて、アルフレッドとマーカスの父親と親しかったという。クリスは彼らが住むメディチ宮に招かれるが、なぜかマーカスに敵意を感じとり、その理由を問いただした。すると彼は、昔起こった殺人事件について信じられないことを告げた。
著者等紹介
グレアム，ヘザー［グレアム，ヘザー］［Ｇｒａｈａｍ Ｐｏｚｚｅｓｓｅｒｅ，Ｈｅａｔｈｅｒ］
新作を出すたびニューヨークタイムズをはじめ数々のベストセラーリストに顔を出す人気作家。作品は１５カ国語に訳され、発行部数は世界中で２０００万部を超える。フロリダで生まれ育ち、大学では舞台芸術を専攻した。卒業してからは女優やモデルなどの職業を経験し、第三子出産後に執筆を始める。受賞歴も豊富で、テレビのトークショーに出演したり、雑誌で取り上げられたりするなど実力と人気を兼ね備えている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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みか
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パントマイム劇団の一員としてヴェネチアを訪れたクリス（ヒロイン）と、メディチ家の当主マーカス（ヒーロー）。クリス一家はヴェネチアで暮らしていたが、彼女が４歳のとき、アメリカに移り住む。その過去には複雑な事情があることをクリスは知った。真相を明らかにしたいクリス。クリスを拒絶したいと強く思いながらも惹かれてしまうマーカス。クリスが悪ぶってだけど、財産目当てにメディチ家に近づいているわ！というシーンが何度も出てきて、そんなヒロインが好きになれなかった。悪いのはヒーローよ！と、人のせいばかりにするところもNG。2012/12/14
