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出版社内容情報
道に倒れていたところを名門貴族ジェームズに拾われたアン。どこの誰とも知れない記憶喪失の自分が彼のそばにいてはいけないと思い、そっと姿を消したが……。
内容説明
「きみの名は?」名門貴族ジェームズ・オルドハーストに尋ねられ、ベッドに寝かされた娘は必死で答えた。「わたしは、アン…」嵐の夜、ずぶ濡れで行き倒れになっていたところを彼に拾われたが、彼女は名前以外のいっさいの記憶を失っていた。心身ともに弱り果て、不安ばかりが募るなか、なにくれとなく世話をしてくれるジェームズに、アンはいつしか特別な想いを寄せていた。彼は誰もが結婚したいと憧れる魅力的な御曹司。出自の知れない私なんかとかかわったら、彼の名誉に傷がついてしまう!ひそかに身を引く決意を固め、アンは屋敷から姿を消した…。
著者等紹介
アンドルー,シルヴィア[アンドルー,シルヴィア] [Andrew,Sylvia]
英国の有名カレッジで長く副校長を務めていた。初めて小説を出版したのは1991年、ハーレクイン・ミルズ&ブーン社からで、以来、主にヒストリカルを執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
31
結婚をせっつかれているもののその気になれない侯爵が、記憶喪失の女性を保護し、恋に落ちて…と言った内容です。男女どちらも好感度がもてる人たちで、安心して読めました。最後心が折れかけた男子の元へかっこいい女子が駆け付けるところにニッコリ。ピュアなHQでした。2023/09/03
キッチンタイマー
6
健全な恋愛小説。こういう本を読んでると順を追って話すことが実に健全でまっとうと感じて普段の自分がとても不親切だと思う。悪党(健全な登場人物)にとらわれ事故にあったヒロインを助けるヒーロー。事故のショックで記憶を失いながらも惹かれるヒロイン、そして記憶が戻った時…という話。話のとりこぼしもなくキチンとした小説。2014/10/26
EDAMAME
3
やぱっりシルビアさんはいいナァ~恋心絶妙に表現されてて。気の強いヒロインもいやみにならない程度に納まってる。こんなに献身ヒーローも冷たくされてきちんとブチきれちゃってくれるところがよくやったなんて…お父様もいい味出してた^0^2014/06/30
ぽしょ
1
正統派ロマンス。面白かったー。登場人物がそれぞれの立場からいろんな意見を言うのが興味深い。厳格な家政婦さんとか、色んな意味で自由なヒーロー弟の元恋人とか、折角魅力的な登場人物がたくさんいるので、ちょこっとユーモアが振りかけてあるともっと好みだったかも。2015/03/12