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内容説明
過去の恐ろしい出来事によって男性恐怖症に陥ったアイアンサは、悪天候で立ち往生したとき、声をかけてきた男性に思わず銃を向けた。たとえ誰であっても、男性に近寄られるのが怖くてたまらない…。だが、ダンカン男爵ロバートと名乗る彼は落ち着きはらい、彼女の臆病な心を見透かすかのように巧みになだめた。天候が穏やかになるまで、アイアンサは男爵邸で過ごすことになり、男手しかない城に2晩泊まることを余儀なくされてしまう。やがてアイアンサは実家に送り届けられるが、そのとき、男爵が驚きの行動に出た―未婚女性を男ばかりの自邸に泊めてしまった責任をとって、彼女の父親に結婚の許しを願い出たのだ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アン
63
雪崩に遭遇したところをダンカン男爵に助けられたアイアンサ。アイアンサは過去に暴漢に襲われた事があることから心を閉ざしている。それを理解し全てを受け入れるロバートが素敵。誠実で優しいダンカンだけど、妻と娘を亡くしていて、今も二人を思って淋しくなってるところはある意味正直なのかな。アイアンサとの出会いで再び愛する気持ちを取り戻し、彼女を一途に愛し守ろうとする姿は好感を持てた。彼女を傷つけた犯人たちが誰なのか気になり一気読みでした。アイアンサとロバートの信頼と愛情をゆっくり育む姿がしっかり書かれていて満足。2017/07/31
ちぇしゃ
11
悪意から複数人に暴行されたヒロインと、外国で妻子を失ったヒーローの回復と再出発のヒストリカルなロマサス…かな。これだけの仕打ちにあっても懸命に生きてきたヒロインのトラウマと闘いながらヒーローと寄り添っていく姿に涙が…。ヒロインがこの手の暴力にあう話はとにかく嫌いなので避けてるんだけど、あらすじ読まずに手に取っちゃった。頑張って読んだけど、この悪役たちもう心底不愉快。ヒーローの優しさと葛藤、ヒロインのせつない思い、うんこれはよい作品でした。しばらくしたらまた読もう。でもやっぱり不愉快です、この手の話は2015/04/20