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内容説明
不肖の母を持つティルダは、孤児となっておじ夫妻に引き取られたが、18歳になるとさっさと厄介払いされてしまった。7年後、ふたたび呼び戻され、おじの娘のミリーが良縁を得るために、付き添い役をするよう命令される。だが縁談相手の名前を聞き、ティルダの胸は張り裂けそうになった。セント・オーモンド公爵、クリスピン・マルヴァーン―人生でたった一度だけ経験した社交シーズンで、わたしの心を奪っておきながら、すぐに無用物のように捨てた男。いまだ思い出すだけで胸が痛むというのに、いとこの付き添い役として、公爵邸で開かれるハウスパーティーへ行くことになるなんて!
著者等紹介
ロールズ,エリザベス[ロールズ,エリザベス] [Rolls,Elizabeth]
イギリスのケント生まれ。ニューサウスウェールズ大学では音楽学を専攻し、音楽教師も経験。現在は南オーストラリアのアデレードヒルズで夫と息子たちと暮らしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mao
18
放蕩とか、悪魔とかいう肩書きもなく、仲良しな家族に育った公爵ヒーロー。なかなか珍しい。婚約者の付き添い役であるヒロインを初めて見た時からお目目が♡♡ヒーローの純情ぷりと、メロ具合がツボで大変楽しくは読んだんだけど、あまりにネガティヴな2人で…。お互いに悪い方に考えて、ウジウジウジウジと。婚礼の夜までそんな感じで、もう!喝!お若いカップルを見習いなさい!けど、思いやってのすれ違いだったし、ストレスなく読めて良かった(*´꒳`*)♪2017/04/02
kina
1
284ページと、ハーレにしては長かったんですが面白くて一気に読んでしまいました。シャペロンが令嬢の婚約者を奪ってしまう結果になるというありえないお話ですが、そこがいい。カッコいいヒロインでした。2016/11/17
akiyuki_1717
1
ヒストリカルといえば、反抗的でお転婆なイメージが強いのですが、このヒロインは、反抗的というより、知的で自分と子供の立場を守るために懸命になっている姿に、好感を持てました。ヒーローも浮ついたところもなく、いい感じでした。ヒロインの娘に対するヒーローの行動にキュンとしました。2015/03/19