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内容説明
田舎牧師の娘メアリーは、父を亡くし、まもなく家を出ていかなければならなかった。頼れる親戚も財産もない彼女は、村を出て働くしかない。暗い将来を思って不安になっていたとき、伯爵家の御曹子イアン・シンクレアが村に現れ、見目麗しい彼にメアリーは胸をときめかせた。放蕩者で高貴な彼に相手にされるはずもないけれど…。ところが、イアンは彼女の窮状を知るなり結婚を申し込み、メアリーは驚きながらも幸せな家庭を夢見て承諾した。イアンが父親への反発から、身分違いの彼女に求婚したとも知らずに。
著者等紹介
アーチャー,キャサリン[アーチャー,キャサリン] [Archer,Catherine]
3作目に書き上げた『禁じられた思い』でデビュー後、おもに中世を舞台にしたヒストリカル・ロマンスを数多く上梓し、人気を博した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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糸車
9
貴族の館っていったいどれくらい広いんだろう。同じ館に住んでいる夫と妻が4日も顔を合わせないでいられるって・・・、謎だ。現代と違って女性が自立するのは難しかった時代なので父を亡くしたヒロインが家族のぬくもりを求め結婚に踏み切る気持ちは分からないではない。でも父が嫌な顔をするであろうと分かっていてわざと牧師の娘と結婚しようとするヒーローはどうなんだ。心を入れ替えたヒーローが良かれと思ってすることが悉く裏目に出て逆にヒロインを傷つけてしまうし。現代だったら絶対家出していたに違いない(笑)ヘタレなヒーロー・・・。2015/02/14