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内容説明
父の死後、田舎暮らしをせざるを得なくなったスザンナはある日、ハンサムだが短気な貴族の乗った馬車にひかれそうになる。ぷりぷりしながら家に帰ると、夢のような知らせが待っていた。援助するのでロンドンで社交シーズンを楽しまないかという手紙が、母の友人から届いたのだ。母は私の結婚による経済的安定を願っている。母を喜ばせたい。でも…狂おしいほど情熱的な恋に身も心も捧げてみたい―そんな夢を捨てきれないままスザンナは馬車に乗って、ロンドンへ。待っていたのは社交シーズンに集う大勢の煌びやかな装いの貴族たち。その中には、あの短気な貴族の男性の姿もあった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
沙月
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ヒロインが隠れ夢子ちゃんみたいで、考えが足りないように見えるときもあれば、考えすぎてはじめに戻っちゃってたりするときもありで、ある意味痛いキャラ。ヒーローが心配のあまり癇癪を起こすと、とたんに「彼のこと好きじゃないかも…」と考える所がハリセン物。確かにヒーローにも「物には言いようがあるんだよ…」と言いたくなるし、癇癪を起こさないときはあまりに礼儀正しすぎて本心が不透明なので、ヒロインにも確信が持てず不安に気持ちが揺れ動く…となるのも不思議はない。気になるキャラもわんさかいて、結構面白い。2011/05/18