内容説明
ハンナは傷つき悲しみに暮れていた。愛するロスの裏切りが発覚したのだ。家族や友人たちに支えられながらなんとか立ち直ろうとしていたその矢先、行方不明だったロスが突然現れ、ハンナを愛している、もう一度やり直すために銀行に預けてあるお金を引き出してきてくれて告げる。彼の身勝手さに怒りを覚えるも、人が変わったようなようすにハンナは戸惑う。そんななか、信じられない事件が起きて…。
著者等紹介
フルーク,ジョアン[フルーク,ジョアン] [Fluke,Joanne]
アメリカ・ミネソタ州の小さな町で生まれ育つ。教師、心理学者、ミュージシャン、私立探偵や映画脚本の共同執筆などさまざまな職業を経て、1980年に作家デビュー。現在は南カリフォルニア在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はるき
15
事件の展開は予想がつくし、お約束も多い。なのに何故か毎回楽しんで読める不思議なシリーズです。最後に特大の爆弾が投下されましたが、流石にそれはちょっと…。レシピがどんどん増えて本文が短くなるのはちょっといただけないな。2022/10/19
キキベル
15
もういいかな、と思いつつも読んでしまうシリーズ。展開もわかってしまうのに、一気読み。ハンナの最後は何なんだろう、そんな気配あったかな?来年、また読んでしまうんだろうな。2022/01/30
DONA
14
どうなっても良いわ!ハンナは意味わからん!とか文句ばかり言っているくせに相変わらずの一気読み。そして予想通りの人が殺され、予想通りの展開。でも最後は驚きでした。また複雑になっていくな・・まあどうなっても良いけど。2022/01/26
きょん
13
前作ラストで重婚が発覚したロスのトラブルが延々と続くので、この巻は金銭トラブルの解決で終るのかと思ったら、結局トラブルの原因は解決してないんですよね。殺人事件はほんのおまけ程度だし、そもそも動機も納得できず犯行後悠長に妻や友人とディナーの約束をするとはどんなサイコパスだよと突っ込んだら負けと思いつつ突っ込んでしまった。2022/03/08
Naoko Takemoto
9
不毛な引き延ばし策だな。お菓子は甘そうで美味そそうで存在自体が人の心を緩めるものだが、挿入が多すぎて全然話が進んでいないし謎が解かれていない。ロスの妻をさっさと出してこいや!と柄悪く罵ってしまいたくなった。日本では『罰当たり』という言葉があるが、最近作を読んでいると、まさにハンナはそれに当たったと思わせる。男二人、いい人たちだよ、ほんとに。次作もレベルは低そうだが読んでしまうんだろうな、一気に。2022/04/19