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内容説明
仕事で深刻な悩みを抱えたブレナは、夏をゆっくり過ごすために湖畔のロッジを借りる。疲れた体を抱えてやってきたが玄関ドアが開かず、別の場所から入ろうと、開いていた窓の枠をまたいだ。その瞬間、暗闇に低い声が響いた―「続けてくれよ。おもしろくなってきたところだ」見ると弓矢をかまえた男が銀色の目を光らせ、彼女を狙っていた。恐ろしさのあまり逃げ出そうとするが、やすやすと引き戻され、床に組み伏せられてしまう。そして男の手が体を這いはじめ、ブレナはパニックに陥った。
著者等紹介
クレンツ,ジェイン・アン[クレンツ,ジェインアン][Krentz,Jayne Ann]
カリフォルニア州で歴史学と図書館学を修了し、司書として働いたあと1979年より作品を発表。以降アマンダ・クイックやジェイン・キャッスル、ステファニー・ジェイムズなど7つの作家名を使い分け、バラエティに富む著作は130冊を超える。最近では連続30作以上がニューヨークタイムズのベストセラーに入り、不動の人気を誇っている。講演や小説以外の執筆にも積極的で、ロマンス小説について書いたエッセイ集が女性学の機関による賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
9
徹頭徹尾ぶれないヒーローがすごい。ヒロインにとってなにが大事か理解したうえで、あくまでも自分のやりかたで彼女を守ろうとする姿勢がいい。一線を越えればどうなるかきちんと説明したヒーローに対して、行動を起こした後でヒーローの押しの強さに腰が引けてしまうヒロイン。住む世界が違うとかぐるぐる考えているけれど、彼に惹かれている自分を丸ごと受け入れてしまえばこれほど頼りになる男性はいないと思う。ヒロインは哲学科の教師だけあって考え方が固い。そのせいか読み終えるまで時間がかかってしまった。よかったけど疲れたという感じ。2014/08/21
akiyuki_1717
2
題名と中身がちぐはぐパターンだった。というより背いているのはヒーローよりむしろヒロインのような気がした。彼は自分にふさわしくないなんてセリフは、読んでてムカついた。学のある作者で、哲学論を何度も出しているけど、ロマンス小説にはここまで細かい哲学論は邪魔だった。2013/09/17