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出版社内容情報
好きな人に手は届きそうにない。
私の春は、いつ訪れるの……?
両親と船旅に出た白血病の少女につき添う看護師のフィリダ。
途中で少女の病状が悪化し、一緒に下船せざるをえなくなるが、
言葉も通じない土地で重病患者を独り抱え、フィリダは途方に暮れた。
そこへ、同じホテルに滞在するオランダ人医師、
ピーテル・ファン・シッタートが現れ、少女を診察して病院へ送った。
悲しいことに、少女がそのまま静かに息を引き取ってしまうと、
その後のこともピーテルが何くれとなく手配してくれた。
なんて頼れる人なの。もう会うこともないのだろうけれど……。
だが、患者を亡くした無念さと見知らぬ土地にいる心細さで、
彼女が涙しかけたとき、ピーテルが言った。「肩を貸してあげようか」
ハンサムなピーテルの申し出に、フィリダはたまらず小さくしゃくり上げてしまいます。もう大丈夫と強がってはみたものの、少女が亡くなったことでつき添いの仕事は終わり、帰国するお金も宿泊費も手元になくて……。切ない傑作シンデレラ・ストーリーです!
内容説明
両親と船旅に出た白血病の少女につき添う看護師のフィリダ。途中で少女の病状が悪化し、一緒に下船せざるをえなくなるが、言葉も通じない土地で重病患者を独り抱え、フィリダは途方に暮れた。そこへ、同じホテルに滞在するオランダ人医師、ピーテル・ファン・シッタートが現れ、少女を診察して病院へ送った。悲しいことに、少女がそのまま静かに息を引き取ってしまうと、その後のこともピーテルが何くれとなく手配してくれた。なんて頼れる人なの。もう会うこともないのだろうけれど…。だが、患者を亡くした無念さと見知らぬ土地にいる心細さで、彼女が涙しかけたとき、ピーテルが言った。「肩を貸してあげようか」
著者等紹介
ニールズ,ベティ[ニールズ,ベティ] [Neels,Betty]
イギリス南西部デボン州で子供時代と青春時代を過ごした後、看護師と助産師の教育を受けた。戦争中に従軍看護師として働いていたとき、オランダ人男性と知り合って結婚。以後14年間、夫の故郷オランダに住み、病院で働いた。イギリスに戻って仕事を退いた後、1969年『赤毛のアデレイド』を発表して作家活動に入る。2001年6月、惜しまれつつ永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。