ハーレクイン・イマージュ 踏みにじられた純愛

ウィタル，イヴォンヌ【作】〈Ｗｈｉｔｔａｌ，Ｙｖｏｎｎｅ〉/堺谷 ますみ【訳】

ハーパーコリンズ・ジャパン（2014/04発売）

• サイズ 新書判／ページ数 156p／高さ 17cm
• 商品コード 9784596223180
• NDC分類 933
• Cコード C0297

内容説明

憧れの人と初めて結ばれ、トリシアは幸せに酔いしれた。相手の名はカイル、世界有数の億万長者だ。施設で育ったトリシアは彼との温かい家庭を夢見たが、翌日、突然カイルの父親が心臓発作で亡くなり、事態は急変する。カイルの妹が、トリシアが父から薬を奪ったとでっちあげたせいで、トリシアは彼の怒りを買い、絶縁されてしまった。６年後、ようやく立ち直ったトリシアを、皮肉な運命が待ち受けていた。彼女の勤め先を買収した大企業の社長が、なんとカイルだというのだ！新しいボスとしてやってきた彼は冷徹に彼女を見すえ、握手さえ拒んだ。彼は私をどうしようというの？恐ろしい予感にトリシアは身震いした。

著者等紹介

ウィタル，イヴォンヌ［ウィタル，イヴォンヌ］ ［Ｗｈｉｔｔａｌ，Ｙｖｏｎｎｅ］
南アフリカ生まれ。７０年代後半から９０年代初頭にかけて活躍した作家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[たまきら]

読み友さんの感想が気になって。南アフリカが舞台と言うところが面白かった。初版は1980年発行とあり、やや古めです。そして…男子がもう、犯罪者レベル。彼女を言葉で貶めつつも欲望はあからさまとか。どんなにハンサムでも個人的には無理。とはいえ、人は好きになると信じられないことをしてしまうからなあ…。愚かな妹にはもうあ然。女性を見る目がない男には、一生反省して生きていただきましょう。個人的にはああいう妹がくっついている資産家と結婚して縁ができるなんて嫌だな～。

2016/09/26

[ぽこ]

父親を殺したと言われなき罪で攻められるヒロイン。ヒーローの徹底したヒロインいじめがすごい。でも、そんな彼が好きらしいので、きっとフランクみたいな穏やかな人では物足りないんだろうな。このヒーローに魅力を感じるなんて奇特な人だ。

2017/02/24

[きき]

これを許せるヒロインにも違和感。こんなヒーローとやり直したいものかしら？ロマンスの世界はわからん

2016/06/21

[きき]

再読。何このヒーロー？自分が勘違いしといてあの程度の謝罪って、しかも謝罪の時もヒロインのほうに元サヤになりたいって懇願させてるし金持ちはそんなに偉いのか？ってのが読後の感想。

2018/03/09

[blacktea]

理不尽に利用されまくった挙句にポイ捨てされた婚約者があまりにも可哀想。なんかこういうの読んでると、優しさとか誠実さとかどうでもよくて、どんだけ性欲かき立てられるかだけが大切なんだなと思えてくるわ。「お金なんかいらない。愛さえあれば」とか言う割に男は必ず金持ちだしさ。ほんとにこんな男に「キャー素敵」とか憧れたりこんな恋愛したいと思うものなのかな。まあタイトル見た時点でろくでもない話なのは丸わかリなわけで、なのに読んでしまう自分の心の闇を感じないでもないけれど。ある意味悪人正機説よね、ハーレって。

2016/12/29