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内容説明
1年前に家族を事故で失い、天涯孤独の身となったフェイは、抜け殻のような心を抱えたまま、ひたすら身を粉にして働いてきた。ある嵐の日、自暴自棄になって馬を走らせた彼女は、落馬し、痛みに朦朧とする意識のなかで最期を覚悟する。そのとき、たくましい2本の腕にしっかりと抱き上げられ、見上げるとチェイス・ラファティがじっと見つめていた。まだ少女のころ、恋い焦がれていた年上の隣人、チェイス。でも今はもうどうでもいい。なぜ放っておいてくれないの?チェイスは彼女を家に連れ帰ると、仰天の申し出をした。「きみの弱りきった家業を買い上げる代わりに、僕の妻にならないか?」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
20
随分前にスーザン・フォックスをまとめて読んでちまちま感想を書いていた。弟たちを事故で亡くし一年、牧場の仕事に打ち込むだけで鬱々と日々を過ごすヒロイン。嵐の中馬を走らせ落馬した彼女は隣り合う牧場の主ヒーローに助けられる。牧場の拡大、合併の為とロマンチックのかけらもない求婚をやけになって受けてしまう割にヒーローとの生活は上手くいっているような気がする。必死に守ってきたプライドも孤独もたくましい腕に抱きしめられ徐々に癒されていったのだと思う。淡々としているけどちゃんと恋愛してるじゃん、って感想。幸せになってね。2021/12/03
akiyuki_1717
6
いくら家族を次々と亡くしたからって、ここまで後ろ向きになるのが理解できなかった。自分の招いた事故で兄弟を死なせたって言うならいざ知らず、ちょっと自己陶酔しすぎだと思う。家族を失う悲しみは消えはしないけれど、仕事も家も人を雇えるお金もあって、自殺願望ってのは甘えすぎてるんじゃないかなぁ。ヒーローに対してもいきなり憧れも愛情もなくなるっていうところも不思議だ。なんかパッとしないお話でした。2015/01/02
kyara
6
スーザン・フォックスも金太郎飴。金太郎でも面白ければ全く問題はない。でも、切り口が曲がってるとこうなっちゃう。。。綺麗な金太郎飴、望む!2013/12/06