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内容説明
ヘロンは幼いころ、睡蓮の花を摘もうとして湖に落ちた。そのとき助けてくれた庭師の青年のことが忘れられず、美しく成長した今も、誰も愛することができなかった。とはいえ、その青年のことはおぼろげにしか憶えていないのだが。ある晩ヘロンは、パーティで謎の紳士に突然プロポーズされる。エドウィンと名乗ったその男は外国から戻ったばかりの実業家で、町外れの海に面した崖に立つ“ガラスの城”を買い取ったので、そこに似合う若くて美しい妻が欲しいのだという。年上の謎めいた男とあの不気味な城で暮らすなんて、絶対にいや!激しく拒むヘロンを、彼はすべてを見透かすような目で見つめ…。
著者等紹介
ウィンズピア,ヴァイオレット[ウィンズピア,ヴァイオレット][Winspear,Violet]
ロマンスの草創期に活躍した英国人作家。32歳で作家デビューを果たし、30余年の作家人生で約70作を上梓。生涯独身を通し、1989年に永眠する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tukimi
1
少年…いや青年の恋が妄執で終わらず成就できて良かったわ〜少女は気づかぬうちに青年の心に取り込まれ恋もせずに大人の女性へと成長してゆくのです。寓話的な雰囲気のあるお話でオチは初めから示されているのですから不思議なロマンス話。2016/03/04
ライム
1
最後に告白する事で勝利を確信していたな・・・エドウィン2013/06/09
くろうさぎ
1
結構淡々としてたかなぁ・・・。でも思うほどヒーローが残酷な仕打ちとかしないので、よかったですね・・・。振り返るといい感じ・・・。2013/03/22
mimi_chataro
0
1973年 大御所。古風でありながら(メールも携帯も無い)古くさくない。謎めいた男性の正体は・・・。2013/06/16
まふゆ
0
ラスト2ページで急展開すぎ。全体の緊張感、インテリア・ファッション描写がよい。特に敬語の翻訳が気に入った。2013/02/15