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内容説明
ロンドンで病院勤めをするセリーナは、車の事故で入院してきたロメンスと一目で恋に落ちた。彼はスポーツカーを乗りまわす、長身で金髪のオランダ人医師。入院初日から声をかけてきて、すぐに退院できるから、仕事を辞めてオランダに来てくれないかとしきりに誘う。セリーナはそんな強引さを危ぶみ、彼が事故に遭って以来、病院をしばしば訪れる、従兄のヘイスの気配りに慰められていた。でも、ヘイスへの思いは愛ではない。ただ好意を感じているだけ…。何度もそう言い聞かせていたセリーナだが、やがて看護師をやめ、オランダに渡った彼女を待っていたのは、不実な恋人の裏切りだった。
著者等紹介
ニールズ,ベティ[ニールズ,ベティ][Neels,Betty]
イギリス南西部のデボン州で子供時代と青春時代を過ごした後、看護師および助産師としての教育を受けた。戦争中に従軍看護師として働いていたとき、オランダ人の男性と知り合って結婚。以後十四年間、夫の故郷オランダに住み、ベティは看護師、夫は病院事務と、ともに病院で働いた。イギリスに戻って看護士の仕事を退いた後、よいロマンス小説がないことを嘆く女性の声を地元の図書館で耳にし、自ら執筆を決意した。1969年、「赤毛のアデレイド」を発表して作家活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
2
再読。ベティーさんにしては珍しい積極的なヒーローです。いつもベティーさんの作品を読んでいて思うのが、ヒロインが結構打算的というか、服に執着心が有るというか…ヒーローが乗ってきた借り物の車がミニバンだとか、着ているものが普通とか、一般庶民的といえばそれまでだけど、事故を起こした恋人の高級車が羨ましいんだろうとか思ってみたり、ホイホイかーるいプロポーズに乗って、式の日取りも決めないうちに仕事も辞めて親のいる恋人の家に押しかけたりと、出だしは後先を考えないおバカヒロインです。ヒーローはお灸を据えたかったのかな?2018/02/14
akiyuki_1717
1
ベティーさんらしからぬ、ボンクラはヒーローではなく、ヒロインでした。今回は美人のヒロインに、ヒーローが一目ぼれいという珍しいパターンです。ヒロインの失恋に付け込みさっさと結婚してしまいます。しかし、そこはベティのヒーロー。愛は関係ないとかうんぬん…自分の精神面でヒロインとの苦い押し問答を楽しむM男です。ヒロインが勘違いして苦しんでいるのを分かっていながら、説明することもなく、追い込んで悩ませます。妻にしてまで、わざわざ延々と悩ませ続ける必要はないと思うんだけど…優しさがないというか何と言うか。2014/08/19
くろうさぎ
1
いくらロレンスがカッコよくて優しいからって、ヒロインは、友達の忠告にも耳をかさずにあまりにも無謀だったんじゃ??とは、思うんだけど、このロレンスなる男の考えがちっとも分からない・・・。しかし、ヒーローもどうなんだろう??最初から、ヒロインに事実を伝えればよかったんじゃないのか?なぜあのタイミングで発覚するように仕組んだのか?ヒーローは最初から先を見越してたくらんでいたのか・・・??2013/02/26
びわ
1
うーん、ヒロインが騙されてかわいそうとみるか、浅はかとみるか…。ヒーローは、どんどこヒロインを追い詰めていったなあ。しかし、友人宅に先回りして待ってる必要はあったのかしら?2012/12/29
はる@夏の霜
1
読んでいて「このヒロイン考えなさすぎで自業自得」と思ってしまった。確かにロレンス(これオランダ風の名前? 某漫画のSISエージェントと同じだけど)はひどいけど、ほいほいと仕事を辞めてついていくヒロイン。ヒーローはヒロインと結婚するには時間と忍耐があるから大丈夫と、自信を持っていたけど、彼女のどこが良かったのだろう? ちょっとお馬鹿なところもかわいいのかな?2012/01/04