- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > ノベルス
- > ハーレクインシリーズ
内容説明
花店を営むケイティは、男性を拒むようにひっそりと暮らしていた。けれどそんな彼女にも一つだけ、ひそかな楽しみがあった。花束を注文しに店に現れる得意客ディランの存在だ。ディランは、二軒先にオフィスをかまえる会社の経営者で、毎月のように違う女性に花を贈る名うてのプレイボーイ。彼みたいな男性とは、付き合ったら最後、確実に別れがやってくる。だからディランに心引かれながらも、あの手この手で彼からデートに誘われだしたとき、ケイティはかたくなに拒絶したのだ。もしかしたら、退屈した彼が始めた新しいゲームかもしれない…。
著者等紹介
コールター,カーラ[コールター,カーラ][Colter,Cara]
クイン・ワイルダーのペンネームでも執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
5
それぞれ切ない苦しい思いを抱えているヒロインとヒーロー。たぶん男性は無意識に妻より自分の方が先に死んでいくと思い込んでいて、取り残される側になるなんて思ってもみないのですね。ヒーローの父の苦悩は妙にリアルで、切ない。ヒロインが花を持ってヒーロー母のところに行って泣いてしまう場面では思わずうるうる。母がアルツハイマーという重い設定ながら、甥っ子を慈しみ、母を見捨てられない愛情深いヒーローがヒロインに花言葉に想いを込めて花を贈るのが素敵。愛を恐れていたふたりが壁を乗り越え、一歩を踏み出すお話。よかったです。2013/12/01
-
- 和書
- ニューヨーク 岩波新書