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内容説明
両親を亡くした貧しい十六歳の少年マックス・シェリダンは人生の目標として、億万長者・結婚・家庭の三つを掲げた。十七年後、彼は摩天楼のオフィスのデスクに座り、長者番付に初めて載った自分の名前に見入っていた。次は結婚―理想の妻を獲得することだ。上流階級出身で、長身、ブロンド、魅力的。早急にこの条件を満たす女性との出会いを果たしたい。彼はマナーコンサルタントのジェシー・マーティネリを雇い、これまで敬遠してきた華やかな社交界に足を踏み入れた。彼女の助言で正しいマナーと妻を手に入れるつもりだった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
24
懸命に働き巨万の富を築いた男性がマナーの専門家の女性に妻探しを手伝って欲しいと依頼。ロマンス小説なので結末は想像できますね、初めから惹かれあったふたりの葛藤が楽しい。双方母親のアルコール依存症という苦い記憶があり、特にヒロインは遺伝を恐れ子供は持つまいと決意するほどに深刻。改装中の屋敷でふたりが想像した未来が素敵だった。ウエディングドレスの娘が階段の下で待つ父の元へ・・・というシーンにうるっ。ヒーローがはっきりと自分の妻はヒロインしかいないと自覚する場面です。初めから彼女しか眼中になかった一途さが花丸。2015/11/26
たまきら
16
マンガを持っているんですが、原作を読みたくなりまして…。誠実で勤勉、ちょっと粗野な男子は自分すごく好みです。女子もいい子で、お母さんとの和解はもっと落ち着いていました。マンガとは違って奥様候補になる女性も素敵でした。彼女が幸せになるといいなあ、と。お話あるのかな?2017/11/20
たまきら
15
崩壊した家庭で育ち、苦労してきた男女が仕事を通して出会い、惹かれあい、結ばれる。HQを見下す人は多いけれど、今までどんな純小説を読んでも不健全と思われた会話が、HQを読んでからおお健全!と理解できたこと、多いです。娘もきっと、将来社会で傲慢なロクデナシ男にたくさん出会うでしょう。早めにHQ読ませたいな。この本は本当に素晴らしい恋愛小説でした。ママとの和解はマンガの方がマル。青年の就職問題については原作の方がマル!面白かったです。2016/01/18
kina
3
二人とも最初から一目ぼれで、書き手の目線がヒーロー、ヒロインと順番に入れ替わり心情が語られていくので読者として応援しながら読めてよかった。ホノリアが少し可哀想だったので救済が欲しかったような気がする。あと母親の件も最後まで語って欲しかった。2017/09/17
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