ハーレクイン・ロマンス ５週間の仮面夫婦

モーティマー，キャロル【作】〈Ｍｏｒｔｉｍｅｒ，Ｃａｒｏｌｅ〉/相原 ひろみ【訳】

ハーパーコリンズ・ジャパン（2016/03発売）

• サイズ 新書判／ページ数 156p／高さ 17cm
• 商品コード 9784596131454
• NDC分類 933
• Cコード C0297

出版社内容情報

「結婚してくれないか？」ジョーダンはララを見つめて言った。愛を交わした直後の求婚に、彼女は絶句した。ジョーダンは、ロンドン社交界で話題の若き不動産王。いつも違う女性とパーティに現れる彼に、ララは反感を覚えていたが、酔った友人に迫られているところを助けられ、心を許すようになる。ホテルチェーンを経営する父とも、彼はすぐによしみを通じた。でも、まさかこんなにも早く結ばれ、求婚されるなんて。「もちろんよ……。愛しているわ、ジョーダン」夢見心地で申し出に応じたララだったが、この結婚には、世にも悲しい企みが隠されてい

内容説明

「結婚してくれないか？」ジョーダンはララを見つめて言った。愛を交わした直後の求婚に、彼女は絶句した。ジョーダンは、ロンドン社交界で話題の若き不動産王。いつも違う女性とパーティに現れる彼に、ララは反感を覚えていたが、酔った友人に迫られているところを助けられ、心を許すようになる。ホテルチェーンを経営する父とも、彼はすぐによしみを通じた。でも、まさかこんなにも早く結ばれ、求婚されるなんて。「もちろんよ…。愛しているわ、ジョーダン」夢見心地で申し出に応じたララだったが、この結婚には、世にも悲しい企みが隠されていた。

著者等紹介

モーティマー，キャロル［モーティマー，キャロル］ ［Ｍｏｒｔｉｍｅｒ，Ｃａｒｏｌｅ］
ハーレクイン・シリーズでもっとも愛され、人気のある作家の１人。アン・メイザーに感銘を受けて作家になることを決意。１９７８年に見事デビューを果たす。以来、数多くの作品を生み続け、２０１５年にはアメリカロマンス作家協会から、その功績を称える功労賞を授与された。エリザベス女王からも目覚ましい活躍を認められている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[たまきら]

読み友さんから。1984年出版、21世紀ならHQの理想男性として候補には上がらないであろう、すさんで傲慢な男子がお相手です。対するは両親に愛され、誰もがうらやむ自己中美人さん。自分に興味を覚えない傲慢な男に惹かれたあげく夢中になり、レイプ同然の性交を強制されても、彼を愛し続け苦悩します。それでも上質な愛を受け、親友のような父親がいる女性だからこそ、男を許し、彼の傷を受け止めてあげられました。愛を知らない人の最初の行動は逃げ。そこが巧みに描写されていますが、辛い描写ばかりのお話です。

2022/12/17

[糸車]

裕福な家庭で育ち、若く魅力的な容姿で社交界を飛び回り男性を振り回すヒロイン。冒頭のヒロインはわがままだけど、親に愛されて幸せな子ども時代を過ごしたせいか芯が強く、ヒーローを愛したことで大人として成長していく。身内に嘘を吹き込まれ不幸な子ども時代を過ごしたヒーローは気の毒ではあるが、ヒロインに対する仕打ちは酷い。ヒロイン父娘への復讐とヒロインへの愛との狭間で苦悩していたのが分かるのが終盤なので結婚生活に幸せな描写が全くなく、切ない。互いに気遣い、信頼し、愛し合うヒロイン父娘に癒されるのが救いかな。

2022/11/28

[やまと]

この本は読むのが本当に辛かった。 我儘なヒロインも駄目だったけど、あんなに酷いことするヒーローもどうなんだろう。私なら許せないー。

2018/09/24

[じょう]

冒頭、ヒロインの甘やかされたお嬢っぷりとヒーローの冷たい態度、どちらも嫌な感じしかしなかった。ヒロインとの初めて・・・も酷い。結婚してからも・・・。ヒーローの塩対応の原因が分かるのは終盤で、あっという間に終わってしまう。なぜこの2人が相手に惹かれて愛していくのかが見えなかった。

2016/08/08

[くまた]

男性は自分をちやほやして当たり前と思っている富豪の若く美しい令嬢ララと母を愛人にするため夫と息子を捨てさせたララの父に復讐を企むジョーダン。追いかけまわす彼女を冷たく突き放していた彼が急に振り向いてくれて結婚したけれど…というお話。かなり後半になるまで考えが浅く自己中心的かつ図々しい主人公で（作中でもそんな人物と評されていたけど）読むのが辛く凄く時間が掛かった。正直彼がどこでララを好きになったのか全く分からない。10歳なら叔母の嘘を信じても仕方ないけど戸籍がない国だと両親の離婚にも気づけない事に驚いた。

2018/01/16