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内容説明
リーヴァはインテリアデザイナーとしての初の大仕事に興奮していた。依頼主は直接彼女を指名してきたという。きっと私のデザインを認めてくれた人に違いない。しかし、待っていたのは記憶にあるとおりの美しいダミアーノ―5年前の過去を思い出させる男性だった。思いがけない再会なのに、彼に驚きの色がないのはなぜ?情熱的な思い出とともに、途方もない屈辱がよみがえる。あのころの私は幼くてなにも知らず、あまりにも愚かだった。だから、ダミアーノが仕掛けた罠を愛だと誤解したのだ。彼と出会ってさえいなければ、母は死ぬことなどなかったのに。
著者等紹介
パワー,エリザベス[パワー,エリザベス][Power,Elizabeth]
イングランド南西部最大の都市ブリストルに生まれ、現在は、この町に夫とともに暮らす。動物愛好家。ベジタリアンでもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kina
2
シークレットベビーものですが、ヒーローが自分の子供の存在に気づくまで前半たっぷりとってあります。その間自分に嫉妬して苦しむヒーローの図はなかなか心地よい。そしてお決まりの「なぜ自分に知らせなかった?」というヒロインへの追求も、かつて「計画妊娠するつもりだったのか?」と罵倒してしまったせいであんまり強く出られないんですね。もともと感じていた「ヒロインのバージンを奪ってしまった」という罪悪感もどんどん強くなり、最後には愛の言葉とともに謝罪もしてます。私は割りと好きでした。でも確かに最後の仕事の仕上げの件は嫌。2018/08/02
MOMO
1
もやもやしたものが残ったまんま…いや、まぁ、ハッピーエンドが悪いってぇわけじゃぁないけれど、どうもスッキリしない。まず、まともに謝罪しようとしないダミアーノ君が気に入らない。徹底的に反省の意を示して、謝罪した上で愛を請うんならともかく、あんなハンパな態度と言葉で、罪を償い終わったかのように扱うのはやめてくれ!そして、何よりあのラストは嫌いだぁ!!自分の仕事を、知らないうちに他人が仕上げてるなんて、私に言わせりゃぁ、侮辱以外の何ものでもないわ!感動するなよ馬鹿女!2012/05/24