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内容説明
旅行会社に勤めるヒラリーは、目下三週間の休暇を、自分の不幸を嘆きながら暗い気持ちで過ごしている。伯母が遺してくれたちょっとした財産に目をつけて近づいた男に結婚を申しこまれて有頂天になり、結局はすべてを失ってしまった。小さな村での現在の暮らしは、まるで世捨て人のようだ。親切な村人の厚意で、その人のコテージに住まわせてもらっているが、最近大いに気になることが持ちあがった。コテージのすぐ近くにある屋敷に、レオという男性が住みはじめ、ヒラリーの生活になにかと入りこんでくるのだ。彼女の身の上についてよく知っているのも驚きだった。いったい何者なの？ヒラリーはレオの厚かましさに腹を立てつつ、彼の魅力や優しさに惹かれていく自分に気がついた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てん・ゆう
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ヒーローが隠遁生活のヒロインを引っ張り出し双方恋に落ちる話。ヒーローがいつまでそうしてるんだ、って諭すけども…信じて一緒に暮らした人にゴッソリお金持っていかれたらなかなか立ち直れないよ〜はじめにヒーローをうざったく思うのは当然。ヒロインも意固地になったなと自覚したらすぐに謝るし、可愛い方だと思う。２人のやりとりが可笑しかった。2011/03/30
こえん
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結婚詐欺にあって伯母からのちょっとした遺産を含む全てを失ったヒロインが、男性を信用できなくなっていてヒーローに対して吐く暴言がちょっと…。まぁ、ヒロインの力になって詐欺師にしっぺ返しをくらわせる行動にでるヒーローに隠し事があったのも一因かも。基本的にはふたりとも素直なので良かったけど、嘘が絡むのでその分しんどかった。2009/11/13
