内容説明
マーシ先生のためなら、どんなことでもしたいわ。でも…。工場を一時解雇され、古い大きな家でひとりぼっちで暮らしているコーリーは悩んだ。交通事故で記憶を失い目にけがをしたジョンを家に置き面倒を見てほしいと頼まれたのだ。臨時収入になるという。先生はわたしのことも心配しているのだわ。家に出没する南北戦争時代の亡霊と口をきいたなんて言うものだから…。マーシ医師の熱心な説得に、コーリーは承諾することにした。その日の夕方、連れてこられたジョンは大柄な男性だった。目が見えず、自分のこともわからず怖くてたまらないという彼が、コーリーはかわいそうでたまらなくなった。
感想・レビュー
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akiyuki_1717
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天涯孤独のロインの農場に、父親のように可愛がってくれている医師から、車の記憶喪失で、目に怪我を負い一時的に視力を失っている男性の介護を依頼される。医師の頼みでもあり、お金も支払われるため引き受ける。自立心が大性で不安にも押しつぶされないヒーローで、ヒロインの迷惑にならないようにと注意を払う紳士ぶりです。ヒーローは自分が結婚しているのかもわからない状態で、ヒロインを避け始めますが、母親が名乗り出て、富豪の建築家で独身と判明する。ヒロインは身を引くのですがヒーローがあっさり受け入れ避難したのにはガッカリした。2017/11/06