ハーレクイン・ロマンス 愛の記憶を求めて

リッチモンド，エマ【作】〈Ｒｉｃｈｍｏｎｄ，Ｅｍｍａ〉/石崎 比呂【訳】

ハーパーコリンズ・ジャパン（2000/12発売）

• サイズ 新書判／ページ数 156p／高さ 18cm
• 商品コード 9784596005649
• NDC分類 933
• Cコード C0297

内容説明

四カ月前に夫のセバスチアンが姿を消してから、ゲリスの幸せだった日々は悪夢へと変わった。もう戻らないという手紙が送られてきただけで、夫がいなくなった理由も消息も、何もつかめないままだ。もうじきクリスマスだというのに…。ゲリスは悲しみを抱え、街のカフェにひとり座っていた。やがて店のドアが開き、入ってきた背の高い黒髪の男を見て、彼女は激しいショックに襲われた。これは幻覚？いいえ、そうじゃない。彼は間違いなくセバスチアンだ。ところが凍りついているゲリスに、夫はいぶかるような視線を返してきた。

著者等紹介

リッチモンド，エマ［Ｒｉｃｈｍｏｎｄ，Ｅｍｍａ］
第２次大戦中、イングランドのケント州北部で生まれ、農場でのびのびとした子供時代を送った。現在３人の娘はみんな独立し、愛犬だけが残っている。ロマンス小説の熱心な読者であり、衝動的な作家であると彼女は自分を語る。想像の世界と人生をこよなく愛する彼女だが、きれい好きな家政婦をいつも求めているという
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[りり]

★☆☆☆☆自分の記憶を取り戻そうと迫るヒーローに殺気を感じた。幸せだった日々を回想するヒロインとのギャップが最後まで埋まらず。キスをしたがらない理由が腑に落ちない。でも関係は持ったり嘘をついたり、それが相手を思う気持ちなのか疑問。薬といい妙な生々しさが嫌だ。ヒロインは流されるまま、色がなかった

2015/10/27

[くろうさぎ]

どちらかと言うと珍しいヒーローの方が記憶喪失です。南米で事故にあって記憶喪失になり、持っていたものも失くし、偽名パスポートで帰ってきたヒーロー！良く考えるととっても悲惨です！しかし、帰ってみたら、待っていたのは、浮気して妻子を捨てたという話！！これまたすごい！なんと、得たいの知れない話の影には妄執女あり。復讐って、、筋違いだし・・・・。

2012/06/29

[てん・ゆう]

ヒーロー記憶喪失。意地悪女ナタリーの策略により、４ヶ月ヒロインは苦しむけれど、結局２人の間には何もなかったのでホッ。ヒーローもヒロインも性格良いので、ハッピーエンド(当たり前だけど)で良かった〜

2011/05/26

[こえん]

四ヶ月前に夫が失踪した英国人のヒロインと、南米で事故に遭い記憶を喪ったヒーロー。ヒーローが何も言わないで家を出たばっかりに、悪意をもつ女が絡んでややこしいことに。ヒロインが寛大で優しくて、これならかつては冷酷と言われてたヒーローが変わったのも納得できるカンジで良かったけど。ただね、あの邪魔な女の悪意がなんとも…完全に逆恨みだし～。

2010/03/27