- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > ノベルス
- > ハーレクインシリーズ
内容説明
顔は確かにあなたなのに、なぜかはじめて会ったような気がする。二週間ぶりに婚約者のカリームに会い、カーリは思いがけない欲望を感じて驚いた。カリームとは、お互いが社会生活におけるベストパートナーだという合意に達したがゆえに結婚を決めただけで、特別な感情があったわけではない。誰かに恋をして傷つくなんて、まっぴら。かつて婚約相手に、妹に乗り換えられた経験から、カーリはそう考えるようになっていた。だから、カリームにときめきを感じるはずがない。それなのに、どうして彼から目をそらせないのだろう…。目の前で男性的な魅力を発散させているカリームが、自分の知っているカリームではないことも知らず、カーリは彼を見つめ続けていた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
20
双子の入れ替わり。お互いの都合でヒロインと婚約した弟が恋に落ちて電撃結婚。お調子者みたいだけど結婚を事後報告、しかもそれを兄に押し付けるって。ヒロインの前の婚約者は妹と結婚したと知り、彼女をこれ以上傷つけないよう気遣うあまり別人と言い出せない兄(笑)。じゃあ自分が嫌われて振られたらいいと思っていたのに恋に落ちて悶々。別人とバレた後の展開も好み。前向きヒロインはうじうじ考えないでショックを乗り越え、彼をモノにするため頑張ります！だってヒーローは以前なら感じなかったときめきを与えてくれた男性なんですもの。2017/03/24
