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内容説明
妹ルーシーが亡くなって三年…。ジュリアと父はいまだにその痛手から立ち直っていない。父は腕のいい神経外科医、ジュリアも同じ病院の若き看護婦長。有能で心優しい女性だ。しかし彼女は今また、婚約者グラハム・アダムズ医師の裏切りにあい、重い心を抱えて毎日を過ごしていた。そんなある日曜、自宅でくつろぐ父のもとに一人の男が訪ねてきた。彼の名はリュック・マンシャル。姪の手術を引き受けてもらおうと、はるばるフランスからイギリスへ、欧州一の名医と言われる父の所に依頼にやってきたのだ。
著者等紹介
ウィルソン,パトリシア[Wilson,Patricia]
ずっとヨークシャーで暮らしていたが、子供たちが成長すると教職をなげうって夫とともにスペインへ長い旅に出た。この体験が小説を書くうえで大きな刺激を与えた
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
9
家族の命を救えなかった悲しみに正面から向き合えないほど傷ついたヒロインと父を思うと辛い。ヒーローの幼い姪の命を救いたいという一途な思いはヒロインを変え、三年間メスを持たなかった父を手術に向かわせた。なんとも劇的な始まり。ヒーローがヒロインの看護婦長としての的確な判断力や患者に対する思いやり、辛い思い出を振り切って父を説得した熱意に惚れ込むのも当然。姪の命の恩人だし。姪の看護を口実にヒロインを連れ帰りなんとか口説き落とそうと頑張ってます。ヒーローの強烈な嫉妬心に唖然。ぎっしり内容が詰まったロマンスで満足♡2014/06/02
はっつん
4
家族を大事にし、誇り高いヒーロー。私には、とても偉そうに思えた。ヒロインも大事にはしているが、その態度から、ヒロインが「目当ては体だけ?」と思うのはよくわかる。ライバル?ワガママ娘のヒロインに対する仕打ちには、ビシッと罰を与えて欲しかった。この作者の作品は、最後のヒーローの熱烈告白を読みたいので読んでます。2016/07/21
ひまわり
4
ヒロインとヒロイン父の葛藤とヒーローのエゴのぶつかる冒頭は重かった。中盤以降の展開はベティのようでもあり。2014/06/14