内容説明
メルボルン・スター紙の記者として働くキャリは、ある人物を一週間密着取材して記事を書くよう命じられた。相手は名高いシャトー・ブロック・ワインの経営者、アルマン・ブロック―姉のステファニイを傷つけた男だ!キャリは憎しみを燃え上がらせた。涙にくれたステファニイの顔が目に浮かぶ。「もう立ち直れないわ、キャリ!何もかもなくしたの」姉は女優で、ロケのためシャトー・ブロックに滞在していた。そこでアルマンと恋に落ち、卑劣なやり方で裏切られたという。姉のかたきを討つチャンスだわ。この手で彼の悪業をあばくのよ。決意を胸に、キャリはシャトー・ブロックの門をくぐった。