出版社内容情報
高度情報化社会が謳われる中で、私たちの身の回りにはテレビや新聞・雑誌・インターネット等を通して多種多様な統計情報が溢れている。本書では、統計の基本的な考え方、データの統計的活用の理論と方法を解説し、諸種の統計情報が企業や行政の意思決定および社会・経済・自然現象の解明のための具体的活用事例もできるかぎり紹介する。また、さらに具体的な理解を深めるため、身近なデータの表計算ソフトを使った簡単な分析方法も学習する。
目次
1 論より数字、勘より統計―私たちの身近で活躍する統計情報
2 データのばらつきの記述(質的データ)―度数分布表とパレート図
3 データのばらつきの記述(量的データ)―度数分布表とヒストグラム
4 データのばらつきを数字でまとめる―平均値・中央値と箱ひげ図
5 ばらつきの大きさを測る―シグマ(標準偏差)の活用
6 格差を測る―ローレンツ曲線とジニ係数
7 不確実な出来事を確率で考える―2項分布
8 不確実な出来事を確率で考える―正規分布
9 統計を作る一部分から全体を知る―標本調査
10 調査結果の誤差を知る―推定値と標本誤差
11 標本から仮説の真偽を判断する―統計的仮説検定の考え方
12 データから関係を探る―クロス集計表の読み方
13 関係のパターンを読む―相関関係と傾向線
14 時系列データの分析―変化の記述と将来の予測
15 デジタル社会の意思決定を支える統計―全体のまとめ
著者等紹介
石崎克也[イシザキカツヤ]
1961年千葉県生まれ。現在、放送大学教授・博士(理学)。専攻、函数論、函数方程式論
渡辺美智子[ワタナベミチコ]
1956年福岡県生まれ。現在、立正大学データサイエンス学部教授(2021年4月~)。放送大学客員教授、統計数理研究所客員教授、総務省統計研究研修所本科課程講師。日本学術会議連携会員、国際統計教育学会(IASE)副会長(2005~2007)など。専攻、多変量解析、とくに潜在変数モデルと不完全データ処理法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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