出版社内容情報
現代社会において、それぞれの社会の実態や人々の行動・意識を明らかにすることを目的とした社会調査が数多く行われ、それに基づく分析結果がさまざまなメディアを通して提示されている。本書では、社会調査に基づく分析結果を読みとるために必要となる統計学の基礎的な知識とともに、自分で分析を行おうと考えている読者に対する分析の実践的側面も考慮した基本的な分析手法を扱う。具体的には、データの基礎集計、標本に基づく推測統計、2変数の関連分析、他変数を統制した関連分析について解説していく。
目次
社会調査のデータと統計分析の考え方
データの基礎集計(1):変数の分布を記述する
データの基礎集計(2):分布の中心、散らばりを測定する
標本に基づく推測統計(1):標本抽出と標本分布
標本に基づく推測統計(2):統計的推定
標本に基づく推測統計(3):統計的検定
グループ間の平均の差の検定(1):Z検定・t検定
グループ間の平均の差の検定(2):分散分析とF検定
離散変数間の関連(1):クロス集計表と独立性の検定
離散変数間の関連(2):関連係数と多重クロス集計表
連続変数間の関連(1):ピアソンの積率相関係数
連続変数間の関連(2):さまざまな相関係数
回帰分析(1):回帰分析の基礎
回帰分析(2):回帰分析の応用
講義のまとめと発展学習
著者等紹介
林拓也[ハヤシタクヤ]
1969年東京都に生まれる。現在、奈良女子大学研究院教授。専攻:計量社会学、社会調査方法論、社会階層論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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