出版社内容情報
本書は、社会福祉と法の関係を主題とし、社会福祉の領域において利用者の権利がいかに具体的に尊重されているか、それを保障するために、事業者、行政・立法機関、紛争解決機関の役割と責任について学ぶ。具体的には裁判例などの事例を取り上げながら、人権理念と社会福祉の関係を再検討するとともに、現代的な権利と義務の問題に関する基本的な視点をおさえ、かつ地域生活を送るうえでの実践的な課題にも応えようとする。
目次
1 社会福祉の法政策の展開と法体系
2 社会福祉の理念と法規範
3 サービス提供の安定と行政の役割
4 利用者ニーズ・自己決定とサービス提供手続の相克
5 サービス提供と民主責任
6 現代の貧困と公的扶助
7 子どもの権利と児童虐待防止法
8 子ども・子育て支援制度と待機児童問題
9 障害概念の変容と障害者に関する法の課題
10 障害者雇用と就労支援
11 介護保険制度の展開と課題
12 地域社会の変容と地域生活支援
13 刑事司法と社会福祉
14 社会福祉における紛争解決
15 社会福祉法の展望
著者等紹介
平部康子[ヒラベヤスコ]
九州大学法学部卒業。九州大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、佐賀大学経済学部教授。専攻、社会保障法
木村茂喜[キムラシゲキ]
西南学院大学法学部法律学科卒業。九州大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、西南女学院大学保健福祉学部教授。専攻、社会保障法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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