出版社内容情報
本書で扱っている「健康科学」は、人間の健康について広範に論じ、特に人間生活に密接に関わる学問なので、感染症関係では昨今の話題であるHIV、結核はもとよりSARS、新型インフルエンザなどの新興・再興感染症と医療現場での感染症問題に特に焦点を当てている。また生体防御については、免疫システムの多様性と多型性、自然免疫と獲得免疫、自己免疫と免疫が関与する疾患などを中心に免疫学の最近の動向について疾患との関係も踏まえて解説する。
目次
1 ヒトと感染症の歴史
2 免疫学総論
3 細菌感染と免疫応答
4 ウイルス感染と免疫応答
5 市中感染症1
6 市中感染症2
7 結核
8 HIV感染症
9 真菌感染症
10 寄生虫感染症
11 衛生動物による健康被害
12 医療関連感染症1(医療関連感染)
13 医療関連感染症2(感染経路別感染対策と職業感染予防)
14 予防接種と感染症
15 21世紀の感染症の問題―国内と国際保健の課題
著者等紹介
田城孝雄[タシロタカオ]
1956年5月青森県八戸市に生まれる。2012年3月放送大学教養学部教授。専門分野、内科、公衆衛生学、地域包括ケア、医療提供体制、医療連携、地域再生、まちつくり
北村聖[キタムラキヨシ]
1953年石川県に生まれる。2021年(公社)日本臓器移植ネットワーク専務理事(兼)。専攻、医学教育、臨床研修、血液学、免疫学、臨床検査(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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