出版社内容情報
世界の学校(ヨーロッパ、アジア、北米、南米)の制度、文化、歴史について日本との相違点について紹介。生徒・教員・保護者目線で捉えた内容とし、特に就学義務の国と教育義務の国による相違点に注目し、学校(学びの保障)のあり方について問う。
コロナ2019禍、教育産業化が加速する中、日本の不登校の増加にみる学校不適応・嫌悪の課題について、海外の学校と何が異なるのか、学校と代替学校を比較し、どのように学習権が保障されているのか考える。
目次
第1部 教育制度(ドイツの学校教育;フランスの学校教育;アメリカの学校教育;ブラジルの学校教育;シンガポールの学校教育)
第2部 生徒・教員・保護者(ドイツの生徒・教員・保護者;フランスの生徒・教員・保護者にみる特徴;アメリカの生徒・保護者・教員;ブラジルの生徒・保護者・教員;学校で教える教員、学ぶ子どもと関わらない保護者)
第3部 コロナ2019と教育(コロナ2019禍におけるドイツの学校教育;アメリカの学校における感染症対策;コロナ2019で変化する学校;コロナ2019が浮上させたデジタル教育と学校のあり方;総論・世界の学校教育から何を読み解くか)
著者等紹介
園山大祐[ソノヤマダイスケ]
1999年九州大学大学院教育学研究科博士後期課程退学、博士(教育学)。現在、大阪大学人間科学研究科教授。職歴、大分大学教育福祉科学部講師、助教授、准教授、文教大学文学部准教授、大阪大学人間科学研究科准教授を経て現職。専門分野、比較教育制度学、教育社会学。主要テーマ、進路選択の国際比較、ヨーロッパ移民・外国人教育、フランス教育制度・政策研究、移民子孫の学業達成
辻野けんま[ツジノケンマ]
大阪府茨木市に生まれる。2008年京都府立大学大学院福祉社会学研究科博士後期課程単位取得満期退学。現在、大阪公立大学大学院文学研究科准教授。専攻、教育経営学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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