出版社内容情報
メンタルヘルスすなわち人の心の健康を支える力は、ライフサイクルの中で養われ、人と人とのネットワークの中で維持されるものである。本書では、そのような健康な力を育むメカニズムを学ぶとともに、メンタルヘルスの不調をもたらす精神疾患のあらましを知り、生活の場において生じるさまざまな問題の現状と対策を考えていく。メンタルヘルスの危機が叫ばれている今日、すべての生活者にとって喫緊のテーマを扱うものである。
目次
メンタルヘルスとは何だろうか
ライフサイクルとメンタルヘルス(1)周産期・乳児期・幼児期
ライフサイクルとメンタルヘルス(2)児童期・思春期・青年期
ライフサイクルとメンタルヘルス(3)成人期
ライフサイクルとメンタルヘルス(4)老年期と人生のしめくくり
ストレスの理論
職場とストレス
ストレス・コーピングの実践
精神疾患(1)心の病とはどんなものか
精神疾患(2)脳の機能変調と精神疾患
精神疾患(3)依存という病~アルコール・薬物・インターネット
精神疾患(4)ストレスとストレス反応
災害時とメンタルヘルス
グリーフケア
自殺とその予防
著者等紹介
石丸昌彦[イシマルマサヒコ]
1957年生、愛媛県出身。1979年東京大学法学部卒業。現在、放送大学教授。専攻は精神医学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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