出版社内容情報
持続可能な社会の構築は、SDGs(国連持続可能な開発目標)でもうたわれている世界の共通目標であり、重要な今日的課題である。本書では、持続可能な社会とは何か、それは私たちの生活とどのようにつながっているか、グローバルに、そして地域においてこれをどう実現していくか、といった点について、重要な考え方、具体的な手法と事例、今後の課題などを扱う。本書を貫く問題意識として、①問題の本質は何か、②解決の担い手は誰か、③どんな視点での行動が求められるか、を常に念頭に置き、多角的に問題を掘り下げていく。
目次
持続可能な社会とは何か
SDGsとは何か
環境の持続可能性
社会の持続可能性
人間の安全保障
市民社会組織の役割
消費者・生活者の役割
企業の役割
持続可能な社会のための投資・金融
政策としての持続可能性
生活を軸としたコミュニティ形成と持続可能性
持続可能な地域づくりのためのグッド・ガバナンス
持続可能性とパートナーシップ
マルチステークホルダーとコレクティブ・インパクト
持続可能性と教育
著者等紹介
関正雄[セキマサオ]
1954年静岡県生まれ。1976年東京大学法学部卒業、安田火災海上保険(現損害保険ジャパン株式会社)入社。同社理事・CSR統括部長を務め、日本産業界代表エキスパートとして社会的責任の国際規格ISO26000の策定にも関わる。SDGs(国連持続可能な開発目標)を組み込んだ2017年の経団連企業行動憲章改定では座長を務めるなど、産業界への責任あるビジネス慣行やSDGs浸透に尽力。また、明治大学経営学部特任教授、企業と社会フォーラム副会長、国際協力NGOセンター理事、「持続可能な開発のための教育の10年」推進会議理事、などの活動を通じて、幅広いステークホルダー間での協働促進や人づくりにも取り組んできた。現在、放送大学客員教授、社会構想大学院大学客員教授、損害保険ジャパン株式会社経営企画部シニアアドバイザー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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