出版社内容情報
現代の教育を、法制度やその運用実態に着目して学ぶ。近年は様々な教育改革が矢継ぎ早に実行に移されている。その背景としては、政治主導や新しい公共管理の進展など教育をめぐる統治(ガバナンス)の変化や、それを受けた教育行政・学校経営の変容が指摘できる。本書では教育に関する法制度やその運用の実態を基本から学ぶことで、現代の教育政策や教育改革への理解を深めるとともに、その論点や今後の課題を考えていく。
目次
教育を社会科学的に見ることとは
地方自治体の教育行政組織
総合行政と教育行政
教育財政のしくみ
学校をとりまく変化
学校の組織と運営
学校の人材マネジメント
カリキュラムの行政・政治・経営
学校で働く教職員
国の教育行政組織〔ほか〕
著者等紹介
青木栄一[アオキエイイチ]
1973年千葉県に生まれる。現在、東北大学大学院教育学研究科教授。職歴:日本学術振興会特別研究員(PD)、東京大学教育学研究科基礎学力研究開発センター拠点形成特任研究員、国立教育政策研究所教育政策・評価研究部研究員、東北大学大学院教育学研究科准教授を経て、2021年より現職。専門分野:教育行政学、行政学、政府間関係論、公共政策論。主要テーマ:教育・科学技術の官僚制分析、教育の政府間関係、教員・官僚の労働時間とワークライフバランス
川上泰彦[カワカミヤスヒコ]
1976年兵庫県に生まれる。現在、兵庫教育大学大学院学校教育研究科教授。職歴:東京大学大学院教育学研究科基礎学力研究開発センター拠点形成特任研究員、佐賀大学文化教育学部講師、准教授、兵庫教育大学大学院学校教育研究科准教授を経て、2020年より現職。専門分野:教育行政学、教育経営学。主要テーマ:地方教育行政、教員人事行政、学校組織における相互作用・協働(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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