感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜間飛行
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クリミア戦争を境にウィーン体制を支えた露の影響力が衰え、伊・独の統一が進む。英は通商利益を求めて自由主義政策に転換。19世紀後半には万博、赤十字など様々な国際会議が開かれ、海底ケーブルがアジアやアメリカまで届き、鉄道による人・物の輸送が標準時の制定を促した。だがこの文明は世界戦争へと向かう。人の移動は近代の礎ともいえるが、それはまた国民の同質性を求める傾向や他者を排除する意識を高め、差別や戦争の導因ともなった。この矛盾はEUに残存し、経済的便益の反面、財政危機や移民・難民への対応は大きな課題となっている。2023/09/10
植田 和昭
10
4回学習。とても興味深い内容だった。人の移動から歴史を見るという新しい切り口。2022/07/20
Hisashi Tokunaga
1
15回X45分の内容だけどボリューム満載で行間を埋める自習の必要性を感じた一冊でした。(追記)合格点でした。2024/01/21
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- 和書
- 文化と消費とシンボルと