目次
さまざまな植物たち―その多様性と暮らし
光合成と一次代謝
発生・成長(1):植物の体制と胚発生
発生・成長(2):休眠・発芽と伸長
発生・成長(3):根
発生・成長(4):シュート
発生・成長(5):花芽形成
発生・成長(6):受粉と受精
形態の可塑性と環境適応
動物との相互作用―食害、送粉、種子散布
植物間の相互作用―競争、寄生、生殖隔離
微生物との相互作用―病害、共生、寄生
特化代謝と私たちの暮らし
現代社会と植物科学―農業・健康・環境
最後に:植物と植物学―まとめと復習を兼ねて
著者等紹介
塚谷裕一[ツカヤヒロカズ]
1964年神奈川県に生まれる。1988年東京大学理学部生物学科植物学教室卒業。1993年東京大学大学院理学系研究科植物学専攻博士課程修了。現在、東京大学大学院教授・博士(理学)。専攻、植物学、とくに発生・分子遺伝学
荒木崇[アラキタカシ]
1963年長野県に生まれる。1986年東京大学理学部生物学科植物学教室卒業。1992年東京大学大学院理学系研究科植物学専攻博士課程修了。現在、京都大学大学院生命科学研究科教授・博士(理学)。専攻、植物発生生物学、植物分子遺伝学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
竜王五代の人
2
2021年発行だから比較的新しめの知見の入った、世間でいうところの植物らしい植物である被子植物の生理や生態、そして社会との関りまで、教科書らしく各分野まんべんなく説明する本。教科書でも塚谷先生はユーモア交じりではずれなし。加藤真先生の、脱線気味に入る海藻標本づくりの話、著作紹介みても、この人どんな人なんだと思わせる。印象に残ったのは、植物の可塑性の話。使わなきゃ錆びるが、錆びることで機能を省略してコストを下げるのも適応のうち。浮き稲のような、トンデモない環境に「だけ」適した可塑性もある。2023/03/21
るうるう
2
いろいろ驚く。2023/02/06