目次
正多面体に現れる素数
正多角形と正多面体の対称性
群
比と余り
準同型と正規部分群
行列と群
SU(2)とSO(3)
立体射影と複素射影直線
正8面体多項式
正20面体多項式
合同式から有限体へ
可換環上の線形代数
多項式の割り算
フロベニウス写像と原子根
正多面体と有限体
著者等紹介
橋本義武[ハシモトヨシタケ]
1962年愛知県に生まれる。1990年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。現在、東京都市大学教授・大阪市立大学客員教授・理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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オザマチ
9
「目に見える」存在である正多面体に関する疑問を最初に提示し、その疑問を解くために代数学の世界へ踏み込むというシナリオで講義が進む。同じ著者の講義であった「非ユークリッド幾何と時空」よりも、題材としてはちょっと地味かもしれないが、群・環・体や準同型写像、1対1対応、射影直線など、現代数学の重要な概念が扱われており、レベルは高い。2021/12/05
hisaos
2
2022年第二学期単位取得により読了。代数学を背景とする興味深い幾何の話題が展開されるが、土台がなくこの本だけでそれらを学ぶには紙数が少なすぎる。分かっている向けの授業であり教材だと思った。2023/02/17
Kenji Hiranabe
1
群論や射影、線型代数を背景に、正多面体の具体論で周遊。2022/02/23