放送大学教材<br> 西洋音楽史 (新訂)

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放送大学教材
西洋音楽史 (新訂)

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  • サイズ A5判/ページ数 276p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784595322587
  • NDC分類 762.3
  • Cコード C1373

目次

導入:「音楽」とは何か
古代ギリシャの音楽理論と今日の西洋音楽
聞こえない「音楽」
中世における多声音楽の芽生えと展開
ルネサンス音楽の聖と俗
ルネサンスからバロックへ:オペラの誕生
17~18世紀におけるオペラの変容
バロック時代の声楽における歌詞と音楽
バロック時代における器楽ジャンルの確立
啓蒙主義の広まりと古典派
古典派からロマン派へ:鍵盤音楽を中心に
ロマン派の鍵盤音楽
19世紀ドイツ:「音楽の国」の成立から分裂まで
19世紀イタリア・フランスのオペラ―音楽的ドラマトゥルギーの変容
バッハ演奏の変遷から見る音楽史

著者等紹介

津上英輔[ツガミエイスケ]
1955年生まれ。東京大学文学部卒業(美学芸術学)、同大学院で博士(文学)、その間フライブルク大学で音楽学を専攻。その後同志社女子大学を経て、1993年から成城大学で美学を担当。その間イェイル大学、ストックホルム大学で研修。現在、成城大学教授、放送大学客員教授。主な研究はジローラモ・メーイの音楽思想、日常性の美学

赤塚健太郎[アカツカケンタロウ]
1977年生まれ。成城大学大学院文学研究科美学・美術史専攻にて音楽学を学ぶ。博士(文学)。現在、成城大学准教授、放送大学客員准教授、慶應義塾大学非常勤講師。主な研究はバロック時代の舞曲と、当時の音楽の演奏習慣(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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夜間飛行

160
中世グレゴリオ聖歌では上声部モテットに世俗の詞が歌われるなど、聖俗交流しつつルネサンス期に様々な技法を生んだ。やがてイタリアに興ったオペラは、アリストテレス詩学に導かれ、それまでただの飾りだった曲を詞と対等な感情表現へ高めていく。その際、本来矛盾する劇と音楽(語りと歌)を止揚するため、通奏低音による楽器伴奏=モノディを用いた。この通奏低音が後にソナタや協奏曲などバロックの器楽ジャンルを発展させた。ラジオでは一つ一つ演奏を流してくれるので有難い。ウィーン式、イギリス式、モダン各ピアノの違いなども耳から識る。2023/08/06

Mai@Pleiades

3
最初から最後まで引き込まれました。これが知りたかった!という内容が網羅され、且つ、講義の流れにしても音楽の歴史という芸術を感じました。 そして何より、最後のまとめで感動。読んで頂きたいのでまとめの内容は割愛しますが、音楽とはそういうものだと改めて実感させられるものでした。 素晴らしかったです。2024/06/30

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