目次
1部(犯罪心理学・非行臨床;少年犯罪の現状;少年非行の歴史的推移 ほか)
2部(家庭事件と司法;児童虐待と高齢者虐待;離婚紛争と子ども ほか)
3部(司法臨床―法と心理臨床の協働;加害者臨床;ストーカー犯罪 ほか)
司法と犯罪心理学・非行臨床の課題と展望―司法における「人」の復権
著者等紹介
廣井亮一[ヒロイリョウイチ]
放送大学客員教授。1957年新潟県に生まれる。1981年新潟大学人文学部卒業。1981年‐1999年家庭裁判所調査官。1992年臨床心理士資格。1999年和歌山大学助教授。2005年学術博士(大阪市立大学)。2006年京都女子大学准教授。2008年立命館大学教授。現在、立命館大学総合心理学部教授。専攻は司法臨床学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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masa
19
とくに少年非行についてページ数が多く割かれていて、自分が読む前に想像していた犯罪心理学とは違っていた。法律だけで事件を解決しようとするのではなく、心理臨床との協働によって関係性の中で生きる人間の問題点を解決することの重要性について理解できた。2023/05/06
リリパス
2
例えば、「1年間に逮捕される少年犯罪者のうち、殺人や放火などの凶悪犯罪を実行した者は、わずか1%程度に過ぎない」「80年代は、生徒が教師へなど、自分より立場が上の者に暴力をふるうケースが多かったが、90年代はホームレスやいじめられっ子など、自分より立場が下の者に暴力をふるうケースが多く、2000年代以降は、ネットいじめが増えてきた」「離婚紛争(面会交流など)」「懲戒と体罰の違い」「加害者への心理臨床的アプローチ」「ストーカーへの対応」「精神鑑定とは何か?」といった、さまざまな内容が書かれている本です。2021/10/20
塩太郎
0
¥1502022/10/16