目次
錯覚への招待
視覚の錯覚―見ることは考えること
錯視の世界を体験する
知覚心理学と絵画芸術の接点
視覚芸術と錯覚
記憶の錯覚―人の記憶は確実なのか
思考の錯覚と認知バイアス
ヒューリスティックと行動経済学
自己の一貫性と正当化が引き起こす錯覚
身近な情報の錯覚
錯覚の光りと影 エンターテインメントと悪質商法
原因と結果をめぐる錯覚
科学的思考と錯覚
自己の錯覚
錯覚とメタ認知 錯覚とよいつきあいを築くために
著者等紹介
菊池聡[キクチサトル]
放送大学客員教授。1963年埼玉県に生まれる。1986年京都大学教育学部卒業。1993年京都大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得退学。1994年信州大学人文学部専任講師。現在、信州大学人文学部教授。専攻は認知心理学・文化情報論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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多喜夢
7
前半のよくある錯視の部分も面白かったが、後半の物事の考え方にいろいろなバイアスがかかっており、人間は多くの錯覚の中で生きているということがよく分かった。いろいろ考えさせられることも多かった。放送大学のテレビの授業も分かりやすかった。2023/07/31
リリパス
4
前半部分で、例えば、トポロジーかく乱立体、トロンプ・ルイユ、ソット・イン・ス、トリックアート、チェンジ・ブラインドネス、ミス・ディレクション、フォールスメモリ、チェッカー・シャドウ錯視、デルブーフ錯視、エイムズの部屋、ポンゾ錯視、エビングハウス錯視といった、錯覚にはどんなさまざまな種類があるかをいろいろと挙げ、後半部分で、その錯覚が発生するメカニズムや、その錯覚が起きたことによるメリットとデメリットを、細かく解説している本です。前半は面白いのですが、後半は、証明の数式なども出てきて、ちょっと難しい感じ。2020/10/08
hisaos
0
2022年第二学期単位取得により読了。2023/02/17