目次
社会調査とは何か
社会調査の歴史
研究と社会調査
社会調査の対象と方法
既存の資料・データの収集と活用
質的調査(1)質的調査の種類と考え方
質的調査(2)インタビュー調査
質的調査(3)参与観察とフィールドワーク
量的調査(1)調査の手順
量的調査(2)母集団と標本
量的調査(3)調査票の作成
量的調査(4)調査票の点検とデータ作成
量的調査(5)変数間の関係を把握する
量的調査(6)母集団を推測する
社会調査と現代社会
著者等紹介
北川由紀彦[キタガワユキヒコ]
1972年愛知県に生まれる。1995年慶應義塾大学文学部人間関係学科卒業。2003年東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得退学。2003年日本学術振興会特別研究員。2006年社会学博士(東京都立大学大学院)。2011年より放送大学教養学部准教授。専攻・専門:都市社会学、都市下層研究
山口恵子[ヤマグチケイコ]
1969年佐賀県に生まれる。1992年広島大学学校教育学部卒業。2002年東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得退学。2002年弘前大学人文学部専任講師。2006年社会学博士(東京都立大学大学院)。2013年より東京学芸大学教育学部准教授。専攻・専門:都市社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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らっそ
4
この本を読むまで統計と社会調査の区分も曖昧だった。インタビューとかフィールドワークの方法など、自分に縁遠いものほど興味深かった2020/06/12
YHITO
2
元は相関関係の引用文献として買ったのだけど、社会調査に興味もあったので読むことに。数式の話は出てこないが、十分に倫理性と方法論は理解できる。導入としては適している用に感じる。さすが放送大学。2020/01/01
げんざえもん
0
「無駄な調査」や「馬鹿な分析」(裁量労働制の適用拡大をめぐる政府資料のような...)を行って恥をかかないための、社会調査の基礎が分かります。また、政府などによる露骨な世論誘導(選択的夫婦別姓への質問方法変更みたいな...)に騙されないリテラシーが身につきます。自分で調査・分析を行う学生向けの参考書の紹介も充実しています。2025/04/17
コンタミ
0
〇。放送大学の授業を取ったので。著者は、貧困問題が専門の社会学者の教授2名。教科書なので面白さは期待していなかったが、バリバリ調査をやって本を何冊も書いている著者らだからか、内容も面白かった。社会調査の歴史から話を始めてくれるのが、まずぐっとくる。言葉の定義の話をするときも、国内外問わずいろいろな研究者の話を引っ張ってきてくれる。参考文献も豊富。引用された内容が良かったので、読んでみたくなった文献がいくつもあった。著者らのメッセージも良い。「胸をはれる調査をしよう」等、心に残った。2024/01/17