目次
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教
ユダヤ教
イスラム教
光と闇の戦い/ゾロアスター教
ペルシア帝国とユダヤ教徒
「三博士」の贈り物
ゾロアスター教的世界の広がり
東アジアの国際情勢/日中関係の構造
領土問題とは何か?
なぜ領土問題が起こるのか?
日本の領土問題
北方領土問題
竹島問題
尖閣諸島
沖ノ鳥島
著者等紹介
高橋和夫[タカハシカズオ]
福岡県北九州市に生まれる。大阪外国語大学ペルシア語科卒業。コロンビア大学国際関係修士。クウェート大学客員研究員。放送大学教員などを経て、2018年より先端技術安全保障研究所会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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夜間飛行
180
宗教と領土の面から国際問題を扱う講座。肩の凝らない作りになっていて、そこに良さもあるがやや散漫な感じもあった。米国のムスリムはユダヤ人口に匹敵し、その8割が生活に満足しているというのは意外。ゾロアスター教については何も知らなかったが、ラジオで聴くお祈りの響きは宇宙的に思われ、他の宗教との深い結びつきも頷けた。領土問題では、排他的経済水域や海底資源などの説明から入り、北方領土、竹島、尖閣、沖ノ鳥島にそれぞれ章を設けている。孫崎享先生のインタビュー「解決がないのを知るのが解決」をどう受け止めればよいのだろう?2023/06/04
KH
3
3大宗教のルーツに始まり,現代社会に起きている種々の問題を考えるための指針を与えてくれる一冊.特に,民族主義に対する批判的なスタンスが見え隠れするのは,著者の特徴でもあるだろう.これ系の話題になると無責任なメディア人やビジネスマンの著書が嫌でも目に入るが,そういった本ではなく,真摯に学問と向き合ってきた人物の著書を慎重に選んでいきたい.2020/01/20
さな
1
放送大学の来期の履修予定科目として読んでいたら、学期が始まる前に読み終わってしまった。あまり国際情勢に関心がなくてよくないと思っていたが、未知のことばかりで非常に興味深く読んだ。特にゾロアスター教は、高校までの世界史で名前だけ出てくる程度で、これがユダヤ教、キリスト教、イスラム教に影響を与えていることや、これらのなかでキリスト教を除けば布教を目的としていないというのは驚いた。もう少しだけゾロアスター教とイスラム教について調べてみたい。2025/01/29