目次
地球におけるヒトの存在
文化としてのドメスティケーション
からだの進化
食べものをとる
家畜とともに暮らす
食べものをつくりだす技と場
ヒトの家族の起源
ヒトの繋がりと社会集団
時間と空間を区切る
遊ぶことと祈ること
もののやりとりと社会関係
支配の仕組み
近代世界の成立と国民国家の形成
グローバリゼーションとローカル社会
地球温暖化と人類社会
著者等紹介
高倉浩樹[タカクラヒロキ]
1968年東京都に生まれる。1992年上智大学文学部卒業。1998年東京都立大学大学院社会科学研究科単位取得退学(社会人類学博士号1999年取得)。東北大学教授。専攻:環境人類学、災害人類学、ロシア・シベリア研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とりぞう
2
細かい(すごく細かい)間違いもある本なんだけど、基本的に面白い本だった。「興味深いことに、栽培化された植物が備える人間にとって都合のよい特徴は、ほとんどの場合、植物の生存にとっては不都合な特徴である」とか「アマゾンで、焼畑とブルドーザで作った畑を比較したところ、陸稲、キャッサバ、大豆のいずれでも、焼畑のほうが生産性が高かった」とか、「ヨーロッパは500年ほどをかけて近代化を達成した。しかしヨーロッパ以外の地域では18世紀ないし19世紀にヨーロッパ近代に遭遇し、急速な需要と消化を強いられた」なんて話など。2023/08/31