目次
財政学と現代日本の財政
国家の役割とは何か
経費の発展と社会変動
公共投資・財政改革・産業構造転換
社会保障と費用負担制度
社会保障各論―年金・医療・介護・生活保護
現代税制の基礎理論と所得税
消費課税と資産課税
グローバル化と法人税の運命
国境を越え始めた税制
持続可能な発展と財政システム
地方分権化と政府間財政関係
公債と日本財政の持続可能性
財政民主主義と予算
財政システムの未来
著者等紹介
諸富徹[モロトミトオル]
1968年大阪府に生まれる。1998年京都大学大学院経済学研究科博士課程後期経済政策専攻修了。現在、京都大学大学院経済学研究科教授。専攻は財政学、環境経済学。『環境税の理論と実際』(有斐閣:2000年、NIRA大来政策研究賞、日本地方財政学会佐藤賞、国際公共経済学会賞を受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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masa
19
題名のとおり経済社会との関係で財政学を説明する本。基礎的な部分からわかりやすく説明してくれるので理解しやすかった。今後目指すべき国家像について考えさせられた。2022/11/04
Hisashi Tokunaga
1
及第。諸富氏が非常な多作家だと知りました。2015/08/20
brawi
0
EUが高齢化でも財政の悪化でも先輩なんだから彼らの対策を日本も真似した方がいいね。日本は真似するの得意なはずだ。翻って、民主党政権の時は結構いい事言ってたんだよ。「コンクリートから人へ」とか「控除から手当へ」とか。ただ、日本人は普遍的な社会福祉政策、つまり、貧富にかかわらず誰もがもらえるような手当については否定的な人多いと子ども手当の挫折を見て思う。2016/07/16