目次
現代日本の政治を見る視点:現代・日本・政治
日本の民主制:議院内閣制の展開
総理大臣と内閣:日本における執政府
政治と行政:中央省庁と官僚制
国会と与野党関係
政党システムと選挙制度
政党組織と選挙運動
社会集団の政治的役割:利益団体と市民運動
政治報道とメディアの変貌
政治からの独立:司法と独立行政機関
地方政治:首長と議会
中央・地方関係の展開
外交・安全保障と政治指導
経済と政治:福祉国家・新自由主義・グローバリゼーション
市民と政治:政治的統合と政治参加
著者等紹介
飯尾潤[イイオジュン]
1962年神戸市に生まれる。1986年東京大学法学部卒業。1992年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了、博士(法学)。埼玉大学大学院政策科学研究科助教授、政策研究大学院大学助教授などを経て、政策研究大学院大学教授。専攻は政治学・現代日本政治論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
masa
20
日本の政治を取り巻く様々な要素について丁寧に解説してくれる。最後の章で取り上げられた一般の人がどう政治に参加するか論じた部分がとても参考になったので、今後に活かしていきたいと思った。一度読んだだけでは理解できない難解な部分もあったので再読して理解を深めたい。2021/11/23
ア
5
放送大学のテキスト。議院内閣制を内閣、行政、国会、与野党、政党システムなど、多方面から論じていく前半がおもしろい。2023/09/10
みうら
2
放送大学の教科書なので、教授の思想というよりも、日本の政治形態について幅広く説明しているので、勉強するにはちょうどよいが、単調で眠くもなる。官僚や議院内閣制については別本同著『日本の統治機構:官僚内閣制から議院内閣制へ』に詳細が書かれているのでそちらを参考にするとして、その他の国会のあり方、選挙、メディア、政党政治、地方自治まで網羅しており、参考になる部分が多い印象。2024/05/20
Moloko
2
学説史や学者の説明を極力省いて、具体的な出来事や事件も詳しく挙げず、抽象的に現代日本の政治の様々な争点や変化について説明した本。具体性をカットして知識を集約的に伝えることに特化しているので、入門者向けと割りきるか、知識確認用に使う本だった。内容は大方の日本政治学で言われていることを外さず、なるべく溢さず。ただ、首相の指導力を高めて山積した日本の問題を解決することを推奨している意見については、現代政治学系では賛成者がかなり多いが、政治哲学系の一部の教授は批判的だと言うのも、忘れず読んだ方がいいかもしれない。2016/08/31
えむ
1
現代日本政治の概説書。非常に平易に書かれていながらある程度の体系性があり、初学者でも読みやすくまとめられている1冊。ここから関心のある領域を見つけて、さらに勉強を重ねていくのが良いのではないか。2017/07/24
-
- 電子書籍
- 賢者の孫(3) 角川コミックス・エース