目次
教育と社会の問い
学校化社会
ライフコース
少子社会の家族と子ども
教育とジェンダー
カリキュラムと知識
メリトクラシーと学歴
学力と意欲の階層差
高校多様化の可能性
入試と選抜
資格社会化と就職
インターネット社会と若者
少年犯罪の増減
政策的介入の功罪
教育社会学の課題
著者等紹介
近藤博之[コンドウヒロユキ]
1954年福島県に生まれる。1976年東京大学教育学部卒業。1980年東京大学大学院教育学研究科博士課程中退。現在、大阪大学大学院人間科学研究科教授。専攻は教育社会学
岩井八郎[イワイハチロウ]
1955年大阪府に生まれる。1979年大阪大学人間科学部卒業。1986年大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、京都大学大学院教育学研究科教授。専攻は教育社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yo
10
教育社会学の基本的なテーマと概要をまとめた概説書。教科書だから当然だけど、あまりにも淡々と文章が綴られるので読むのが疲れる笑。教育社会学とは何を研究してるんだと問うと、研究者ごとに答えが異なると聞くが、まさにそんなかんじ。ジェンダー研究者が教育を扱っても教育社会学、教育政策をやりながら学校組織に目を向けても教育社会学。個人的には政策的介入がどう影響するかっていう点が面白いと感じた。結局組織構造が教育委員会、学校、教師の間の信頼関係でしか成り立っていないのであれば、その信頼性を高い所に固定しなきゃいけない。2018/02/23
柳田
8
近藤先生の授業をうけた。2018/09/26
Hisashi Tokunaga
0
前半の近藤先生の講義は難解ですね。後半の岩井先生の授業、執筆部分は熱すぎて聴講生は「そこまで燃えないといけないの?」とやや教育社会学に同情を禁じ得なかった。2016/07/31
Tatsuya
0
あんまり興味のない分野だったけど、社会学も結構面白そうやなと思えたのが収穫。2015/07/23
subuta
0
学校の制度はあって当然のものではなく、為政者の思惑なり社会からの要請なりで作られ、変わっていく。一方で、教育関係に従事する人間が増えるにつれて、制度の維持と拡大を目的とする層ができていくというのも面白い。2019/06/29