放送大学教材
中高年の心理臨床

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  • サイズ A5判/ページ数 226p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784595314667
  • NDC分類 143.7
  • Cコード C1311

目次

中年期の心理と課題
若者から中年への移行期―いつまでも大人になれない若者たち
人生の移行期における諸課題―「人生半ばの過渡期」を中心に
働き盛りの中年の心身の健康
病みながら生きるという生き方
高齢期の心理と課題
高齢期のこころの病
認知的加齢の理解―正常加齢による認知機能の変化
高齢者の心理アセスメント―高齢者のこころを知るには
高齢者に対する心理療法(1)
高齢者に対する心理療法(2)回想法
高齢者に対する心理療法(3)認知症高齢者と家族の支援
文学にみる老いと病
死とこころのケア
老いを生きる―まとめにあたって

著者等紹介

齋藤高雅[サイトウタカマサ]
1947年静岡県に生まれる。1970年東京大学医学部保健学科卒業。1976年東京大学大学院医学系研究科博士課程単位取得退学。1977年東京大学医学部保健学科精神衛生学教室助手。1978年帝京大学医学部精神神経科学教室非常勤講師。1998年大分県立看護科学大学教授。現在、放送大学教授。保健学博士、臨床心理士。専攻は臨床心理学、精神保健学

高橋正雄[タカハシマサオ]
1954年秋田県に生まれる。1979年東京大学医学部医学科卒業。1996年精神科医として、東京大学医学部附属病院、佐久総合病院、東京都中部総合精神保健センター、東京大学医学部保健学科精神衛生学教室などを経て、筑波大学助教授。現在、筑波大学教授。専攻は精神医学、病跡学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

morinokazedayori

34
★★★★★身近な親族や自分自身が年を重ねていくのを感じる時、どのように理解しどう対応していけばよいのか。中高年の心理や発達過程、かかりやすい病についての知識があれば、少しは心の準備ができるかもしれない。老いや死など、生きていくうえで避けては通れないテーマについても考えさせられた。1日1日を大切に過ごさずにはいられなくなる。2017/07/25

3
「中高年の心理臨床」というタイトル。若者と中年期の境目に起こる諸問題から本著は始まる。 高齢者、超高齢期の認知機能・社会的支援のあり方などを、心理学的な立場から光を充て述べられている。 この本を読んで痛く感じさせられる事は「高齢期」だとか「高齢化社会」とかは、単なる社会的問題ではなく、自分自身が将来必ず直面するものだということだ。 そして、高齢期というのは「死」との関係もあって驚くほど心理的負担の大きく、心理臨床的な関わりも必要だ。 心理学の知見を豊富に引用し、高齢者問題に光を充てた一冊であった。2020/07/14

tenso_h(堀川てんそ)

2
タイトルが辛気臭いが、存外に?たいそう面白い。 命果てるまで、人は向上心を持って生きることができるようだ。 それがどのような形であっても。 「病みながら生きる動物」万歳。2015/07/26

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