出版社内容情報
■ 全体のねらい
さまざまな種類と規模の「争いと和解」の具体例を検討することで,人類が生成して維持しているさまざまな社会集団の現状を知り,その未来を考える。生成され維持される人類の社会集団に,どのような可能性が秘められているのかを,人類学的な現地調査を踏まえた理論的な考察を中心に検討し,人類が生成して維持する社会集団の特質を追究する。
■ 章の構成
1.グローバル化による社会の流動化と凝縮
2.暴力と社会生成-「争いと和解」の人類史的基盤
3.グローバリゼーションをめぐる論争
4.近代と人種の生成
5.現代におけるグローバリゼーションと人種
6.民族・国家・植民地-グローバリゼーションの視点から
7.民族と権利
8.家族をめぐる「自然」と「文化」
9.グローバリゼーションの中の国家と家族
10.開発と環境をめぐる争いと和解
11.ポストコンフリクト状況を生きる-アフリカの紛争・難民・和解
12.グローバル・ネットワークをめぐる争い
13.グローバル・ネットワークと共生するためのイヌイトの闘い
14.日本で生きること
15.グローバリゼーションの功罪-アイデンティティをめぐる争い
目次
グローバル化による社会の流動化と凝縮
暴力と社会生成―「争いと和解」の人類史的基盤
グローバリゼーションをめぐる論争
近代と人種の生成
現代におけるグローバリゼーションと人種
民族・国家・植民地―グローバリゼーションの視点から
民族と権利
家族をめぐる「自然」と「文化」
グローバリゼーションの中の国家と家族
開発と環境をめぐる争いと和解
ポストコンフリクト状況を生きる―アフリカの紛争・難民・和解
グローバル・ネットワークをめぐる争い
グローバル・ネットワークと共生するためのイヌイトの闘い
日本で生きること
グローバリゼーションの功罪―アイデンティティをめぐる争い
著者等紹介
本多俊和[ホンダシュンワ]
スチュアートヘンリ。1941年生まれ。1971年早稲田大学大学文学部卒。1990年早稲田大学大学院文学研究科修了。現在、放送大学教養学部教授。専攻は文化人類学、北方民族研究
大村敬一[オオムラケイイチ]
1966年神奈川県に生まれる。1997年早稲田大学大学院文学研究科考古学専攻博士後期課程修了。現在、大阪大学大学院言語文化研究科准教授・博士(文学)。専攻は文化人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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