目次
セルバンテス『ドン・キホーテ』
昔話―シャルル・ペローとグリム兄弟
ダニエル・デフォー『ロビンソン・クルーソー』
シャーロット・ブロンテ『ジェイン・エア』
ドストエフスキー『罪と罰』
チェーホフ『ワーニカ』『可愛い女』『犬を連れた奥さん』
ハーマン・メルヴィル『書写人バートルビー』
マーク・トウェイン『ハックルベリー・フィンの冒険』
ジュール・ヴェルヌ『八十日間世界一周』
フローベール『ボヴァリー夫人』
フローベール『純な心』
フランツ・カフカ一『変身』
フランツ・カフカ二『断食芸人』
女性と文学―ヴァージニア・ウルフとコレット
著者等紹介
工藤庸子[クドウヨウコ]
1944年埼玉県に生まれる。1976年東京大学大学院博士課程修了。現在放送大学客員教授、東京大学名誉教授。専攻はフランス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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黒とかげ
1
ふむぅ。なかなか興味深い。どんな名作も当時としては斬新さを持っていた。単に本を読むだけでは理解できないであろう世界が広がっている。2022/06/24
aaaaaaaakoko
0
放送大学の印刷教材ですがラジオの授業を聞かなくても独立して楽しめます。各章はそれぞれ専門の言語が異なる講師が担当しており、取り上げた世界文学作品の作者や時代背景の解説と本文の引用からなります。書籍には講義で取り上げた作品の引用を吹き込んだCDが付属されており耳からも作品を楽しむことが出来ます。とかく名作案内というと齋藤孝みたいな大した文学的知識もない連中が適当に「名作」選択した薄っぺらい本が多く流通してますが、この本の共著者はすべて語学と文学の両面で各言語に精通した一流の方で、安心して読むことが出来ます。
ipusiron
0
再読。朗読CDと共に。2012/11/27
し、も、だ、
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大学の講義で取り扱った作品も含め、誰もが知ってるような名作たちについて短くて読みやすい文章で論じている。カフカが二作あって嬉しかった。CD付。2012/05/01